埼玉県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、ウィザードライセンススクール(さいたま市大宮区北袋町1-103-1中村ビル2階)、志木サテライトオフィス研修室(志木市館2-5-2鹿島ビル4階)、パソコンスクールアビバ大宮校(さいたま市大宮区仲町1丁目124-2OZビル3F)などで実施しています。
埼玉県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
WEBデザイン(Webクリエイター)
訓練実施施設
ウィザードライセンススクール
さいたま市大宮区北袋町1-103-1中村ビル2階
訓練目標
Webクリエイター能力認定試験(エキスパート)の資格取得を目指す講座。Webサイト構築に必須のHTML・CSS等を学ぶ。また、実践スキルとしてJavaScript・WordPressを習得し、IT系業界への早期就職を目指す。
訓練内容
学科:ITスキル概論(Officeソフト・Webサイト・JavaScript・WordPress)、Webクリエイター試験等
実技:Word・Excel・PowerPoint、Web制作基礎(HTML・CSS)、Web制作実践(JavaScript・jQuery・WordPress)、Webクリエイター能力認定試験対策等
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験エキスパート(任意)
Webデザイナー養成科
ネットマーケティングもわかるWebデザイナー養成科
訓練実施施設
志木サテライトオフィス研修室
志木市館2-5-2鹿島ビル4階
訓練目標
Webサイトのイラスト作成、フォトデータ加工、HTML/CSSコーディング、動的サイト制作に関する知識及び技能を習得する。
6ヶ月でじっくり学ぶWebデザイナー科
訓練実施施設
パソコンスクールアビバ大宮校
さいたま市大宮区仲町1丁目124-2OZビル3F
訓練目標
Illustrator、Photoshopの操作学習から制作物作成や、Webに関する知識や制作・運用に対する方法を習得できる。
デザイン/サイト制作も学べる基礎から学ぶデジタルマーケティング科
訓練実施施設
Wonderlabo埼玉支部
所沢市くすのき台1-13-2ガーデンシティ所沢2F-41
訓練目標
マーケティング概論、及び日々の生活上における広告やデザインについての意図やターゲットを理解し、デジタルマーケターとしてマーケティング戦略の立案及びグラフィックやWEBデザインの作成ができる。
WEBデザイン(Webクリエイター)
訓練実施施設
ISPアカデミー川越校
川越市脇田本町24-3ISPビル
訓練目標
Webクリエイターの資格取得を目指す講座。HTML、CSSをはじめWordPressやPhotoshop、IllustratorなどのWebデザイン制作技術を習得する。就職活動に必要なポートフォリオを制作しつつ、さまざまな幅広い職域から早期就職を目指す。
WEBデザイン(Webクリエイター)
訓練実施施設
キャリアスクール フォーリーフ
東松山市箭弓町2-2-12山口ビル2F
訓練目標
Webクリエイター資格取得を目指す講座。Web制作・一般企業で、必要なOfficeソフト活用技能と、Web制作の基礎技能・ネットマーケティング、情報セキュリティ等に特化した技能を習得する。就職活動に必要なオンライン技法、IT資格を取得し、幅広い職種へ早期就職を目指す。
訓練内容(ウィザードライセンススクール)
ITスキル概論
Officeソフト概論 / Webサイト制作概論 / WordPress概論
Web制作実践(試験対策・演習)
Webクリエイター試験概論 / Webクリエイター試験対策
Web制作基礎
HTML基礎 / CSS基礎 / トップページ制作 / サブページ制作 / サイドメニュー / レスポンシブデザイン / 動画の挿入 / 演習
Web制作実践(WordPress)
WordPress基本操作 / テーマのカスタマイズ / プラグイン / セキュリティ対策 / オリジナルテーマ / 演習
Web制作実践(Photoshop)
基本操作 / 写真編集 / 写真加工 / 写真合成 等
Web制作実践(Illustrator)
基本操作 / 図形描画 / イラスト制作 / ロゴ制作 等
Web制作実践(試験対策・演習)
HTML応用 / CSS応用 / 高度なリストのデザイン / テーブル / ギャリーレイアウト / フォーム / 総合演習 / Webクリエイター能力認定試験エキスパート対策 / ポートフォリオ制作
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
埼玉県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
埼玉県の職業訓練は、さいたま市・春日部市・川越市を中心に、川口・熊谷・越谷などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
埼玉県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、申込み期間終了後、1週間後ほどで各校で選考があります。申込み期間中に、各校の見学会もありますので、見学会にも参加しましょう。
求職者支援訓練(埼玉労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
埼玉県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、申込み期間終了後、1週間後ほどで各校で選考があります。申込み期間中に、各校の見学会もありますので、見学会にも参加しましょう。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
埼玉県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から2月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科・調理師養成科・医療事務科・デジタル人材育成科の募集があります。
埼玉県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】埼玉県の職業訓練では、県立の職業訓練校が7施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工・自動車整備など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】埼玉県産業労働部の地域機関である職業能力開発センターでは、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】介護士・保育士養成が多い2年間の長期高度人材育成訓練では、パティシエ・調理師養成コースも充実しており数校に委託されています。
【求職者支援訓練】参考までに、埼玉労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、IT系の訓練ではゲームプログラマー養成など先端的実践的な内容の訓練もあります。