沖縄県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、南星学園サイ・テク・カレッジ美浜普天間校舎・那覇校(宜野湾市新城1丁目24番13号・那覇市天久2-1-13)、沖縄情報経理専門学校那覇校・別館(那覇市泊2丁目1番8号・沖縄市仲宗根町8番4号)などで実施しています。
沖縄県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webデザイン科
Webグラフィック実務科
Webクリエイター実践科
訓練実施施設
南星学園サイ・テク・カレッジ美浜普天間校舎
宜野湾市新城1丁目24番13号
南星学園サイ・テク・カレッジ那覇校
那覇市天久2-1-13
訓練目標
Webサイト制作や更新において、HTML/CSSのコーディング、jQueryの導入、画像処理、バナー制作、Webデザインの作業ができる。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験 エキスパート
Photoshopクリエイター能力認定試験 エキスパート
Illustratorクリエイター能力認定試験 エキスパート
基礎から学ぶWebデザイン科
訓練実施施設
沖縄情報経理専門学校那覇校
那覇市泊2丁目1番8号
沖縄情報経理専門学校別館
沖縄市仲宗根町8番4号
訓練目標
DTPソフトウェアの操作、グラフィックデザイン、HTML5、CSS等に関する知識及び技能・技術を習得することで多様な印刷物やWEBサイトを制作できる業務に携わる人材を育成する。
訓練内容(南星学園サイ・テク・カレッジ美浜普天間校舎)
デジタルリテラシー
各種デバイスの設定、インターネットの仕組、クラウド活用、PCウイルスと対策、知的財産等
サイト構築
最新のデザイン動向、SEO対策、アクセス解析、FTP、ネットショップ、レンタルサーバー、ドメインの取得・設定
プレゼンテーションソフト操作実習
スライドの設定、図形、スライドショーの設定と実行 (使用ソフト:Powerpoint)
HTML実習
HTMLコーディング、CSSコーディング、表示確認、SEO対策、アクセシビリティ対策
Photoshop実習
パネル操作、フィルター、写真の補正、加工、バナー作成(使用ソフト:Photoshop)
Illustrator実習
図形描画、クリッピングマスク、効果、イラスト作成(使用ソフト:Illustrator)
動的サイト実習
jQueryの設定方法、プラグインの設定方法、CSS連携、動的サイト制作
Web制作実践
コンテンツ制作、Webサイト制作、アップロード、制作サイトのプレゼンテーション
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
沖縄県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
沖縄県の職業訓練は、那覇市を中心に、沖縄市・宜野湾市・うるま市・石垣市などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
沖縄県の公共職業訓練である民間委託訓練では、前々月に募集し、前月初旬に選考日、訓練開始日は月初からです。
求職者支援訓練(沖縄労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
沖縄県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、開講日の1ヶ月前ぐらいまで募集があり、開講日の3週間前ぐらいが各校の選考日で、訓練開始日は毎月中旬です。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
沖縄県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・調理科(1年)の募集があります。
沖縄県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】沖縄県・那覇の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】沖縄県立の職業訓練校である職業能力開発校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科とを保育士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】沖縄労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。エステティシャン・アロマセラピスト養成科・ネイルクリエイター養成科・リラクゼーションセラピスト養成科など地域の求人需要に適した訓練を実施しています。