新潟県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、ビジネス・インターネットカレッジ新潟校・長岡校・三条校(新潟市中央区南笹口1丁目1-54日生南笹口ビル2階・長岡市表町2丁目3番地1吉原ビル4階・三条市猪子場新田109番地)、グラフィックセンター新潟(新潟市中央区西堀通6番町884番地第一カトウビル4F)などで実施しています。
新潟県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
デザイン・技術を身につける、Webサイト制作科
動画も学べる、Webサイト制作科
訓練実施施設
ビジネス・インターネットカレッジ新潟校
新潟市中央区南笹口1丁目1-54日生南笹口ビル2階
ビジネス・インターネットカレッジ長岡校
長岡市表町2丁目3番地1吉原ビル4階
ビジネス・インターネットカレッジ三条校
三条市猪子場新田109番地
訓練目標
Webクリエイター・Webプログラミング等に関する知識・技能を習得し、ECサイト・コーポレートサイトの構築法を理解し業務遂行できる職業人になる。
訓練内容
デザイン系ソフトの使用法・Webサイト制作スキルを学び、Webサイト更新や一般企業での情報発信など幅広く対応できる知識と技術を習得する。
訓練終了後に取得できる資格
アドビ認定プロフェッショナルAdobeIllustrator2023 アドビ認定プロフェッショナルAdobePhotoshop2023 オデッセイコミュニケーションズ(任意)
グラフィック実践デザイン科
訓練実施施設
グラフィックセンター新潟
新潟市中央区西堀通6番町884番地第一カトウビル4F
訓練目標
業務に従ったデータを正確に早く制作でき、意図した方向性のデザインを作り上げることができるようになり企業の即戦力となる。
訓練内容(ビジネス・インターネットカレッジ新潟校)
情報セキュリティ知識
企業実務で必要とされる情報セキュリティ、ネットワークを活用した効果的な業務の進め方、情報収集・発信
ビジネス文書知識
ビジネス文書の種類・構造、作成の留意点
ビジネス帳票知識
ビジネス帳票の主な種類、作成の留意点
プレゼン資料知識
プレゼンテーション資料の構成、効果的な演出方法
カラーマーケティング概論
色彩概論・色彩心理・カラーコーディネート
デザイン基礎概論
ベクトル画像とビットマップ画像の違い、RGBとCMYKの違い
画像加工基礎概論
画像データの種類、解像度の基本
実技 Photoshopの基本操作、写真の加工など
文書作成演習
書式を設定したビジネス文書、様々な機能を活用したビジネス文書の作成(送付状、会議資料)、正確なビジネス文書の文字入力・編集(使用ソフト:Word2016)
表計算処理演習
ワークシートへの入力・設定・編集、ページレイアウトの設定、ブック管理、グラフ作成、リストデータ操作、関数を使用した帳票作成(請求書、納品書、伝票)、分析データ作成(使用ソフト:Excel2016)
プレゼン資料作成演習
スライド・グラフ・表作成、画面切り替え・アニメーション設定、配布資料準備、プレゼンテーション操作(使用ソフト:Powerpoint2016)
デザインソフト基礎演習
Illustratorの基本操作、印刷用・Web用データの作成(オブジェクト操作・編集、パス描画、テキスト入力)(使用ソフト:Illustrator CS6)
画像加工ソフト基礎演習
Photoshopの基本操作、写真の加工(リサイズ・切り抜き・色調補正・テキスト入力)(使用ソフト:Photoshop CS6)
ビジネス資料作成総合演習
ビジネス資料・名刺・ポップ・リーフレット・バナー広告の作成(使用ソフト:Word2016・Excel2016・PowerPoint2016・Photoshop CS6・Illustrator CS6)
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
新潟県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
新潟県の職業訓練は、新潟市・長岡市を中心に、三条・上越などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
新潟県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2週間前ぐらいに実施されます。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
求職者支援訓練(新潟労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
新潟県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2週間前ぐらいに実施されます。毎月下旬開講分は同月上旬まで募集しています。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
新潟県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年12月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科(新潟・長岡) ・保育士養成科(新潟・長岡) ・情報システム科(新潟・長岡・上越)・AIシステム科(新潟) ・測量科(新潟) ・観光デザイン科(新潟)・調理師科(新潟・長岡)(1年)・製菓技術科(新潟) ・美容師科(長岡) ・ペット美容科(新潟) ・栄養士科(長岡) ・葬祭ディレクター科(新潟)の募集があります。
新潟県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】新潟県の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】新潟県立の職業訓練校であるテクノスクールの各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、新潟県産業労働部職業能力開発課が委託し、介護福祉士養成科や保育士養成科だけでなく、トラベル観光科や製菓技術科・ペット美容科など幅広い分野の訓練を実施しています。
【求職者支援訓練】新潟労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。建築インテリア販売・営業科といった建築インテリア専門知識と技術を学べる訓練も実施されています。