京都府では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、モーリスビジネス学院(京都市右京区山ノ内五反田町14番地1)、アカデメイア烏丸四条教室(京都市下京区四条通り西洞院東入る郭巨山町19相生ビル5階A室)、ヒューマンアカデミー京都四条烏丸校(京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町670 京都フクトクビル3階)などで実施しています。
京都府のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
WEB&グラフィックデザイナー科
訓練実施施設
モーリスビジネス学院
京都市右京区山ノ内五反田町14番地1
訓練目標
HTML/CSSを使ったWEB制作と併せて、CMSを使ったWEB制作、SEO対策、スマホ対応、アニメーションやデザインの知識などを理解し、デザイン系ソフトとしてアドビソフト操作を習得。WEB・グラフィックを作成する上で必要な知識・実務を総合的に習得する。応募書類対策・面接対策も学び、就職のためのポートフォリオを作成し就職に備える。
訓練概要
ネットワーク、インターネットや、WEB作成等の情報発信の仕組を学習。また、HTMLによるWebページ作成技術、画像処理技術を学習。Web制作・保守運用能力を習得。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験 エキスパート 株式会社サーティファイ
Professional Photoshop Ilustrator CC2022 アドビシステムズ株式会社(全て任意受験)
Web制作・ネットショップ制作科
訓練実施施設
アカデメイア烏丸 四条教室
京都市下京区四条通り西洞院東入る郭巨山町19相生ビル5階A室
訓練目標
Webサイトのデザイン、制作、フォトデータ加工、HTML/CSSコーディング、CMSサイトが制作ができる
Webクリエータ科
訓練実施施設
アイシーエル研修センター
京都市下京区烏丸通仏光寺下ル大政所町680-1 第八長谷ビル10階
訓練目標
HTMLタグやスタイルシート等の基礎的技術によるWebページ作成ができ、レイアウト構成、ページ構成等、サイト全体の設計を行う知識と技能を習得する。
基本が身につくWebデザイナー養成科
訓練実施施設
ヒューマンアカデミー京都四条烏丸校
京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町670 京都フクトクビル3階
訓練目標
Webサイト制作に関する基礎技術や現場にて使用するソフトウェアの基本操作の習得。Webサイト制作の工程を総合的に理解し習得して、Web業界に関わる職種に従事することを目指す。
6ヶ月でじっくり学ぶWebデザイナー科
訓練実施施設
パソコンスクールアビバ
京都市下京区塩小路通西洞院東入東塩小路町843-2日本生命京都ヤサカビル5F
訓練目標
Webデザイナーとして必要なIllustrator、Photoshop、Webサイト制作・運用の基本作業ができるようになる。
Web製作・データ分析活用科
訓練実施施設
ユウコム西京極校
京都市右京区西京極南大入町86-
訓練目標
Webサイト作成に必要な画像編集・加工技術を習得するとともにWebクリエイター能力認定試験(エキスパート)の資格取得を目指す。企業における業務改善や業務向上に役立つデータ分析・活用力を身につけるため、オフィスソフト(Excel・PowerPoint)の基本操作を習得する。
訓練内容(モーリスビジネス学院)
コンピュータ・ネットワーク基礎知識
コンビュータの基本構成、ファイルの共有、LAN概要、ソフトウェア、ハードウェア
HTML知識
ホームページ作成の手順、HTMLの基本、ホームページ作成の準備、Webサイト開設の流れ
WEB・グラフィック制作知識
印刷物制作とグラフィック、デジタル画像、文字とフォント、組版・レイアウト・デザイン
実技 HTMLコーディング、CSSコーディングなど
CMS演習
WEBサイトの公開方法、WEBサイトのデザイン及びコンテンツの作成、サイト全体のナビゲーション整理、サイトの安全運用 (WordPress)
画像編集演習
画像の作成と編集、色の調整、フィルタの適用、範囲の選択、写真の補整レイヤーの利用、文字の配置、シェイプの配置、Web用データの作成 (Photoshop)
編集レイアウト演習
オブジェクトの描画と編集、色の設定、オブジェクトの変形、効果の適用、文字の配置レイヤーとアピアランスの利用、ライブラリの利用、Web用データの作成 (Illustrator)
Web制作基礎演習
画像の挿入、表とリストの作成、リンクの設定、CSSの基本、フレームの作成 (HTML/CSS)
HTML/CSSコーディング演習
HTMLコーディング(構造、テキスト、リスト、テーブル、リンク、画像、フォーム)CSSコーディング(カラー、フォント・テキスト、ボックス、背景)Web標準に準拠したコーディング、SEO対策
スマートフォン対応演習
レスポンシブWebデザイン、デバイスとユーザビリティ
アニメーション演習
スライドを利用したアニメーションの作成、複数のオブジェクトを利用したアニメーションの作成形や色を変えるアニメーションの作成、マウスの操作と連動したアニメーションの作成文字が動くアニメーションの作成 (JQuery、javascript)
Web制作実践演習
Webの設計、文字の入力と編集、ページの体裁を整える、ハイパーリンクの設定、テーマの適用ブラウザでプレビュー、ホームページを開設する、開設の手続き、ホームページの登録、リストの作成水平線の編集、表の編集、フレームの利用トップページの作成・編集、表の作成、Webサイトの管理、リンクの設定、Webサイトの転送、スタイルシートの利用 (Dreamweaver)
プレゼンテーション演習
オリジナルWeb制作の作成、加工、編集、作品制作・プレゼンテーション、発表
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
京都府の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
京都府の職業訓練は、京都市・福知山市を中心に、宇治・京丹後・舞鶴などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
京都府の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講月の前月下旬にあります。申込み期間中に、合同説明会や各校の個別説明会もありますので、参加しましょう。
求職者支援訓練(京都労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
京都府の求職者支援訓練では、毎月15日前後に開講しています。募集は、前々月の下旬から前月下旬で、選考日は前月末前後、選考結果通知が当月初めです。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
京都府の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・調理師養成科の募集があります。
京都府の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】京都府の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。(京都府立陶工高等技術専門校は、京都の伝統産業、京焼・清水焼の伝統的作陶技術を習得するために昭和21年(1946年)に創設された職業能力開発促進法に基づく、能力開発施設です。)
【委託職業訓練】京都府商工労働観光部京都高等技術専門校と福知山高等技術専門校(京都府北部)では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護士・保育士養成科を中心に言語聴覚士養成科や、調理師養成科があります。
【求職者支援訓練】京都労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、ネイリスト育成科やフラワーデザインビジネス科など、サービス業分野での幅広い訓練も定期的に開講されています。