熊本県でWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練をさがす

熊本県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、キャリア教育プラザ熊本研修センター(熊本市東区健軍3-39-19タケダビルNO2 2階)、アトムぱそこん教室くまなん校(熊本市南区江越2-16-14F)、DXアップ熊本校(熊本市北区清水新地6丁目8-94)などで実施しています。

熊本県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練

Web・映像クリエイター養成科
訓練実施施設
キャリア教育プラザ熊本研修センター
熊本市東区健軍3-39-19タケダビルNO2 2階
訓練目標
Web制作やDTPデザイン等を提供・運営している企業において、Webデザイン・コンテンツ制作、DTP制作、映像制作、マーケティングの業務を遂行できる能力を身につける。
訓練内容
WebデザインやDTP制作、動画制作、マーケティングに関する知識と必要な実践スキルを習得する。
訓練終了後に取得できる資格
フォトショップクリエイター/イラストレータークリエイター/ウェブクリエイター能力認定試験エキスパート(サーティファイ)(全て任意受験)

WEB・映像クリエイター養成科
訓練実施施設
アトムぱそこん教室くまなん校
熊本市南区江越2-16-14
訓練目標
WEB制作、広告、DTP、映像制作等で必要な、基礎知識から各種機能の使い方を習得し、事業会社のデザイン担当、広報担当、広告代理店等の業務に従事する。

マーケティングも学べる、Webデザイン・制作科
訓練実施施設
DXアップ熊本校
熊本市北区清水新地6丁目8-94
訓練目標
中小企業がWeb制作者に求めるWeb制作スキルとWebマーケティング思考能力といった技能を習得し、事業会社のWeb制作業務に従事する。

訓練内容(キャリア教育プラザ熊本研修センター)

色彩理論
色の表示、色彩調和、ビジュアルデザインと色彩、プロダクトデザインと色彩
印刷製版知識
プリプレス概論、カラープロセス、CTPとフィルム出力、印刷、品質管理、後加工、紙面の設計、編集校正知識
Web概論
Webサイトの構築、ディレクション、Webマーケティング

実技 HTML/CSSの基本と構文、Webページの制作など

パソコン基礎
コンピュータ概論、マウス操作、OS操作、タイピング、入力、ソフトの操作と活用(Word、Excel、PowerPoint)
イラストクリエイト基礎演習
デザインやイラストレーションに必要なクリエイト力の習得、テキストの入力と編集、オブジェクトの編集、パスの描画と編集、カラー設定(Illustrator)
イラストクリエイト応用演習
グラデーション・パターンの適用、グラフィックの作成、ブラシの適用、レイヤーの活用、イラストレーション制作演習
画像編集基礎演習
撮影の基本と写真の活用方法、テキストの入力と編集、パスとシェイプ、ペイント、カラーモードと色調補正、画像の入出力(Photoshop)
画像編集応用演習
画像修整の手順、画像合成(レイヤー、マスク、フィルタ、レイヤースタイル、描画モード)、画像編集
HTML基礎演習
HTML/CSSの基本と構文、Webページの制作
ページレイアウト制作演習
冊子物のページ管理、レイアウト、目次・索引の作成、文字組版(InDesign)
Webプログラミング演習
WordPressの基本(サイト構築、ブログサイトのカスタマイズ、固定ページ機能、カスタム投稿)JavaScriptの基本(文法、変数、演算子、配列、条件分岐、繰り返し制御、関数、HTMLとの連携)、PHPの基本(構文、演算子、制御構文)、Webサイトの制作
Webマーケティング演習
SEO対策、広告・商品キャッチコピー・文章作成、ランディングページ制作、集客・広告配信方法、Webプロモーション広告、アクセス解析のデータをもとにした効果検証
DTP活用制作実習
工程管理(ヒアリング、仕様書・設計図・見積書の作成、スケジュール管理等)
DTP、Webを活用したコンテンツの制作

WEBデザイナーの仕事と資格

Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。

Webデザインの流れ

一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。

企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。

Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。

レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。

Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)

Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。

Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。

また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。

Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。

Webデザイナーの資格

資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。

ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。

Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。

HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。

アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。

Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。

Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。

熊本県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)

熊本県の職業訓練は、熊本市を中心に、八代・菊池・天草などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)

パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。

公共職業訓練(民間委託訓練)の募集

熊本県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、前月中旬に選考日、訓練開始日は初旬です。

求職者支援訓練(熊本労働局委託の民間教育機関訓練)の募集

熊本県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前ぐらいに各校で実施されます。訓練校により訓練開始日がさまざまなため、募集日程もそれぞれ違います。

長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集

熊本県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。

介護福祉士養成科・保育士養成科・美容師養成科・建築士養成科・システムエンジニア養成科・第2種情報処理系訓練システム設計科・調理師養成科(1年)の募集があります。

熊本県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)

【施設内職業訓練】熊本県の職業訓練では、県立の職業訓練校が1施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。

【委託職業訓練】熊本県立高等技術専門校では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科を実施しています。

【求職者支援訓練】熊本労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。観光ビジネス科やネイリスト養成科などサービス分野の訓練も実施しています。