石川県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、ドリームカレッジ(小松市一針町ホ47番地)、IIP金沢近岡校(金沢市近岡町845-1)、金沢勤労者プラザ(金沢市北安江3丁目2番20号)などで実施しています。
石川県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
WEBコンテンツデザイン科
WEBクリエイト基礎科
訓練実施施設
ドリームカレッジ
小松市一針町ホ47番地
訓練目標
1.WEBを基礎から学習し、実務的なWEBサイトの制作・管理ができる人材を目指します
2.画像処理やイラスト作成の基礎から学習し、チラシ等のDTP作業ができる人材を目指します
3.制作現場やオフィスでの即戦力となることを目指します
訓練内容
1.WEBサイト作成の流れと知識や技能を習得します
2.制作ソフトを使い、より実践的なWebコンテンツの設計・制作・管理法を習得します
3.DTP制作に必要となる基礎的な知識と技能を習得します
訓練終了後に取得できる資格
サーティファイ クリエイター能力認定試験 Illustrator/Photoshop:エキスパート級、Webクリエイター:エキスパート級(任意受験です。)
Webクリエイト科
訓練実施施設
IIP金沢近岡校
金沢市近岡町845-1
訓練目標
Web制作の一連の流れを理解し、Webコンテンツを構成する素材を自ら作成する事ができ、クライアントの要望に合ったサイト制作ができる人材を目指します。
情報デザイナー養成プログラム科
訓練実施施設
金沢勤労者プラザ
金沢市北安江3丁目2番20号
訓練目標
情報をデザイン化する分析力・論理力・表現力を身に付けること、クリエイション各分野の基礎的な知識とスキルの習得を目指します。また社内のクリエイションやプロモーションを担当できる実践的な能力の習得を目指し、課題やミッションに対して主体性に取り組み、デザイン的解決を図れる能力の習得を目指します。そしてグローバルな感覚を身に付ける
訓練内容(ドリームカレッジ)
コンピュータ基礎
コンピュータの基本構成・各装置の働き・ビジネス文書作成知識・LAN概要・ファイルの共有・インターネットのしくみ
WEB概論
WEB基礎知識・HTML知識・WEBページ記述言語・WEB用画像形式・基本レイアウトの確認
OS基本操作
ファイルシステム・ファイルのコピー移動・ファイル管理・インターネットの基本操作
WEB基礎
HTML基礎学習・各種タグの記述・ページレイアウト・CSS編集作業・テーブル、フォームの作成・ビジネスページ作成
WEBサイト作成演習
Web作成実践問題・Webサイト設計~構築計画・制作作業
ワープロソフト
画面構成、基本操作、文章の入力・編集、表作成、ビジネス文書作成、画像を利用した文書作成、オブジェクト編集、演習問題など
表計算ソフト
画面構成、基本操作、文字とデータの入力・編集、罫線、計算式、関数、グラフ作成 演習問題
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
石川県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
石川県の職業訓練は、金沢市・小松市を中心に、七尾・能登などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
石川県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2週間前ぐらい前で各校で実施されます。訓練校により訓練開始日がさまざまなため、募集日程もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(石川労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
石川県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2週間前ぐらいに各校で実施されます。訓練校により訓練開始日がさまざまなため、募集日程もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
石川県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉学科・幼児教育学科・調理師科(1年)・製菓技術経営科(1年)・情報処理学科(1年)・医療情報秘書学科(1年)の募集があります。
石川県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】石川県・金沢の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】石川県立の職業訓練校である産業技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】石川労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。求職者支援訓練の情報は独立行政法人の石川支部のページに集約してあります。