茨城県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、筑波研究学園専門学校(土浦市上高津1601)、文化メディアワークス(水戸市南町2丁目3-14リリーこども&スポーツ専門学校東館)、DXアップ(つくば市千現2丁目11-16エミネンス洞峰501号室)などで実施しています。
茨城県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webクリエイター実践科(WEBデザイン資格コース)
訓練実施施設
筑波研究学園専門学校
土浦市上高津1601
訓練目標
HTMLとCSSまたはホームページ作成ソフトと画像ソフトを使用して、ホームページ作成技術を習得するとともに、Webプログラム等に関する知識、技能、技術を習得する。Webクリエイター能力認定試験エキスパート、ホームページ作成検定試験1級、PHP技術者認定初級試験の合格を目指す。
訓練内容
HTMLとCSSまたはホームページ作成ソフトと画像ソフトを使用して、ホームページ作成技術を習得するとともに、Webプログラム等に関する知識、技能、技術を習得する。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験(エキスパート)、ホームページ作成検定試験1級、PHP技術者認定初級試験(任意受験により取得)
WEB制作Office事務科
訓練実施施設
文化メディアワークス
水戸市南町2丁目3-14リリーこども&スポーツ専門学校東館
訓練目標
Webサイト制作に必要なスキルや知識の習得を目的とする。HTML/CSSによる基礎的なコーディングスキルの習得とWebサイトの更新や管理などの運用スキルを身につける。さらに事務職に必要な文書作成(Word)、表計算(Excel)ソフトを習得し、幅広い職種に活用できる文書・帳票などの作成スキルを得て早期就職を目指す。
マーケティングも学べるWebデザイン・制作科
訓練実施施設
DXアップ
つくば市千現2丁目11-16エミネンス洞峰501号室
訓練目標
中小企業がWeb制作者に求めるWeb制作スキルとWebマーケティング思考能力といった技能を習得し、事業会社などのWeb制作業務に従事する。
訓練内容(筑波研究学園専門学校)
Web概論
インターネット現状,Web サーバーとは,SEO 対策,ネットショップ開店運営方法
実技 HTML5,タグの基本と改行,見出しと段落など
ホームページ
作成ソフト実習
ホームページ作成ソフトとは,Web サイトとトップページの作成,トップページの編集,表の作成,リンクの設定,Web サイトの管理,SEO 対策,スタイルシートの利用,ウエブアートデザイナーの基本操作,ウエブアニメーターの基本操作,フル CSS テンプレートの活用
HTML5 実習
HTML5とは,タグの基本と改行,見出しと段落,文字の装飾,画像の掲載,リンク作成,CSS,div タグと span タグ,回り込み CSS,表の作成,グループ化とセルの結合,リストの作成と活用,ページレイアウトの作成,インラインフレームの作成,フォームの作成
スタイルシート実習
CSS 基本記述方法,CSS 文法,CSS 応用,実践演習
PhotoShop画像処理実習
ビットマップ画像処理ソフトとは,画像処理の利用1,画像処理2,画像処理の利用3
Illustrator画像処理実習
ベクター画像処理ソフトとは,ベジェ曲線を使いこなそう,複数パスを作成する,レイヤーを作成する,パスを修正する,オブジェクトを切り抜く,立体的なびんを作成する,Inkscape の使用方法の紹介
プログラミング実習
JavaScript の概要と記述ルール,JavaScript 応用,Jquery を使用しよう
WordPress 実習
WordPress とは何か,簡単インストールでの WordPress を利用,WordPress 管理画面の見方,デザインとレイアウトを決める,テーマを設定する,プラグインを使用する,Web サイトのイメージにあった色合いを決める,コンテンツを作る,投稿と固定ページ,テンプレートを利用,サイト全体のナビゲーションを整える。色々なプラグインを利用する,スマホからも見やすいアクセスマップを掲載する,訪問してくれる Web サイト作成,強力なパスワードでセキュリティを強化,バックアップ機能
PHP プログラミング実習(入門)
PHP の概要と記述ルール,PHP 作成
PHP プログラミング実習(応用)
PHP 作成応用1,PHP 作成応用2,PHP 作成応用3
修了作品制作
6か月間学んだことをもとにホームページを作成する
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
茨城県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
茨城県の職業訓練は、県央(水戸市)・県南(土浦市)を中心に、県北(日立市)・県西(古河市・筑西市)・鹿行(鹿嶋市)などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
茨城県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(茨城労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
茨城県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
茨城県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉科(水戸内原コース)・介護福祉科(荒川沖コース)・介護福祉科(湖北コース)・調理師科(1年)の募集があります。
茨城県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】茨城県・水戸の職業訓練では、県立の職業訓練校が5施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】茨城県立の職業訓練校である産業技術専門学院の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、水戸・つくば地区で介護福祉科を実施し、水戸地域では他にブライダル科や情報メディア科などサービス分野も実施しています。
【求職者支援訓練】茨城労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。建築CAD・機械CADの開講が比較的多く、力を入れている分野のようです。