福岡県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、アットワーク博多駅前(福岡市博多区博多駅前1丁目11-27峰ビル3階)、創造社リカレントスクール福岡校(福岡市中央区長浜一丁目4番13号SF福岡ビル)、ヒューマンアカデミー福岡校(福岡市中央区天神4丁目4番11号天神ショッパーズ福岡6階)、日建学院北九州校(北九州市小倉北区紺屋町13番1号毎日西部会館8階)などで実施しています。
福岡県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webデザイナー養成科
訓練実施施設
アットワーク博多駅前第2教室
福岡市博多区博多駅前1丁目11-27峰ビル3階
アットワーク黒崎駅前教室
北九州市八幡西区黒崎3丁目9-22RISOビル7階
訓練目標
ウェブデザイン技能検定3級・2級(3級は訓練中受験可、2級は訓練修了後受験可)、Webクリエイター能力認定試験(スタンダード・エキスパート)の資格取得。
訓練内容
Webの仕組みから学習し、HTML/CSSを使ったWebサイトの構築、さらにはPHP言語を使ったWebアプリケーションプログラミングを習得する。その過程でWebデザイン、画像処理のスキルも身につける。就職支援においては応募書類の作成指導に加え、ビジネスマナーや面接対策指導を行い、即戦力として早期の就職を目指す。
訓練終了後に取得できる資格
ウェブデザイン技能検定3級・2級(3級は訓練中受験可、2級は訓練修了後受験可)、Webクリエイター能力認定試験(スタンダード・エキスパート)
Webデザイナー養成科
訓練実施施設
ビジネススクールLinktoLink北九州校
北九州市八幡西区黒崎3丁目8-22黒崎駅前グリーンビル2F
ビジネススクールLinktoLink大牟田校
大牟田市有明町2丁目1-11
訓練目標
インターネットの仕組みについて理解し、Web制作の一連の流れやWeb制作に必要なHTMLおよびCSSのプログラミング技能やデザインの知識を基礎から学び、再就職に向けてのスキルアップを目指します
初歩から学ぶグラフィック・Webデザイナー養成科
訓練実施施設
創造社リカレントスクール福岡校
福岡市中央区長浜一丁目4番13号SF福岡ビル
訓練目標
ホームページを制作する上で必要な制作のルール・基本知識を正しく身につけ、デジタルコンテンツの加工技術や紙面のレイアウト力を基にクライアントの要求するWeb制作が出来るようになる。また、デザイン能力に対するニーズが高まりつつある業界でのバナー広告やデジタルコンテンツ制作力の習得も目標とする。
Webデザイナー養成科
訓練実施施設
ヒューマンアカデミー福岡校
福岡市中央区天神4丁目4番11号天神ショッパーズ福岡6階
訓練目標
サイト構築技術の基本から実際の制作現場において、WEBサイトの企画・設計・制作指示等の作業ができる。
初歩から学ぶグラフィック・Webデザイン科
訓練実施施設
日建学院北九州校
北九州市小倉北区紺屋町13番1号毎日西部会館8階
訓練目標
Officeソフトの基本操作、Webページやグラフィックデザインにおける技術を習得し、広告デザインやWebの企画・制作の基本作業ができる。
訓練内容(アットワーク)
Web 制作概要 Web の仕組み、Web制作の流れと役割
Web プログラミング概要 サーバサイドプログラミング
Web デザインの基礎知識 レイアウト、配色、写真と図版、タイポグラフィ
Web 制作の基礎 HTML/CSS ・コーディングエディタの活用 ・ウェブデザイン技能検定対策(3級、2級)・Web クリエイター能力認定試験(スタンダード/エキスパート)
Web 制作の実践 Web サーバの構築/設定 ・JavaScript ・CMS/WordPress
Web プログラミング PHP プログラミングの基礎 ・データベース/SQL ・Web アプリケーションの作成
画像処理 Photoshop の操作方法 ・Illustrator の操作方法
Web 制作演習 Web 制作演習
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
福岡県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
福岡県の職業訓練は、福岡市・北九州市を中心に、久留米・飯塚などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
福岡県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。
福岡県の公共職業訓練である民間委託訓練では、概ね毎月月初の訓練開始で、募集期間は前月末までが多いです。また、僅かですが、北九州での一部の開講講座で20日前後の訓練開始のコースもあります。申込み期間中に、各校の説明会もありますので、参加しましょう。
求職者支援訓練(福岡労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
福岡県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。
福岡県の求職者支援訓練では、概ね毎月21日前後の訓練開始で、募集期間も前月21日前後が多いです。申込み期間中に、各校の説明会もありますので、参加しましょう。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
福岡県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・美容師養成科・社会福祉士養成科(1年)・測量技術士養成科(1年)の募集があります。
福岡県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】福岡県の職業訓練では、県立の職業訓練校が7施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工などものづくり関係の職業訓練と、介護サービスやアパレルサービスの職業訓練をそれらの施設内訓練で実施されています。(アパレルサービス科では、縫製知識や製図の基礎知識及び色彩を学び、工業用ミシンや特殊ミシン、アパレルCADを操作し、製品制作を通して婦人既製服の構成や縫製技術を身につけます。さらに、販売に関する資格取得も目指します。)
【委託職業訓練】福岡県労働局職業能力開発課と県立の職業訓練校では、各地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護士・保育士養成科とともに、測量技術士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】福岡労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、ネイリスト科やフィットネストレーナー養成科などのサービス業分野だけでなく、農業科(野菜コース)や庭園管理課など幅広い訓練も定期的に開講されています。福岡では求職者支援訓練も毎月多くのコースが開講されており、近隣県からの受講生も受付けています。