福井県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、クラリス(福井市文京一丁目37番19号)、ヒューマン・デザイン(福井市羽水2丁目701番地・鯖江市上河端町6号1番地33アートテクノロジー)、セーレンコスモ(福井市春日一丁目1番1号)などで実施しています。
福井県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webクリエイター養成科
訓練実施施設
クラリス
福井市文京一丁目37番19号
訓練目標
Web制作・ネットショップ関連企業において、仕様書に基づいた正しい理解のもとWebページ制作を行うことができる。HTML/CSSに関する知識、画像処理・Webデザイン・Webページ制作に関する知識・技術を身に付け、Web制作・運用・管理まで幅広い業務ができる。
訓練内容
WebクリエイターにおけるWeb制作および修正に関する知識および技能・技術を習得する。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験エキスパート(株式会社サーティファイ)任意受験
Webデザイナー養成科
Web制作マスター科
訓練実施施設
ヒューマン・デザイン
福井市羽水2丁目701番地
鯖江市上河端町6号1番地33アートテクノロジー
訓練目標
Webサイト・ECサイトの運営やWeb制作に必要な知識と技術を身に付ける。Web系で幅広く使用されている、JavascriptとWordPressを実装できるようになる。就職活動に活用できる作品を完成させる。
ゼロから始めるグラフィックデザイナー養成科
訓練実施施設
セーレンコスモ
福井市春日一丁目1番1号
訓練目標
illstratorやPhotoshop等のデザインソフトの操作と色彩等のデザイン知識を習得する。作品制作を通じてより実践に即した訓練を行う。また、印刷における知識・技術を身に付けることにより、出版業界においても活躍できる人材を育成する。
訓練内容(クラリス)
I T 基 礎
ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティ
Webデザイン基礎
Web制作のワークフロー、Web制作の使用ソフト、ユーザビリティ、レイアウト、文字、色彩、配色、Web用の画像、Webデザイン考察グループワーク
SEO対策基礎
基礎知識、SEOテクニック、検索エンジンスパム、ペナルティ
実技 グラフィックソフト操作基礎、図形作成など
HTML/CSS基礎実習
HTML4.01基礎、CSS2基礎、ページ作成実習
HTML/CSS応用実習
XHTML1.0基礎、HTML5基礎、CSS3基礎、配置関連プロパティ、各種レイアウト手法、ロールオーバー効果、HTML/CSS復習
グラフィックソフト実習
グラフィックソフト操作基礎、図形作成、直線・曲線作成、イラスト作成、アイコン作成、画像合成、ロゴ作成(文字のロゴ・ロゴマーク)、バナー作成、ダイレクトメール作成、Web 用パーツ作成、ワイヤーフレーム作成、Webデザイン案作成、課題制作(使用ソフト︓GIMP v2.8、Inkscape v0.48.2)
デジタルカメラ撮影実習
デジタル一眼基礎、光・色・構図、被写体別撮影、写真撮影実践、フォトブック制作
ホームページ作成ソフト実習
ホームページ作成ソフト操作基礎、インストール方法、HTMLの記述、CSSの記述(使用ソフト︓Microsoft Expression Web4)
レスポンシブWebデザイン実習
基礎知識、図面設計、メディアクエリ、グリッドデザイン、フールドグリッド
JavaScriptプログラミング実習
JavaScript概要、基本文法、変数、処理、HTML操作、イベント、Web、API、日記アプリ作成
jQueryプラグイン実践
jQueryプラグイン設置方法、スライドショー、画像ポップアップ
コーディング実践
シングルページWebサイトコーディング課題制作
Webサイト制作実習
複数ページWebサイト課題制作、ネットショップサイト課題制作
ポートフォリオ制作実習
ポートフォリオ設計、ポートフォリオ制作、FTPファイルアップロード
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
福井県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
福井県の職業訓練は、嶺北(福井市)・嶺南(敦賀市)を中心に、武生・大野・鯖江・小浜などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
福井県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから数日ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(福井労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
福井県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから数日ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
福井県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉科・情報処理技術科・Webデザイン科の募集があります。
福井県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】福井県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】福井県立の職業訓練校である産業技術専門学院が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。ITスペシャリスト養成科や観光おもてなしビジネス科・海産物加工科・セカンドキャリアチャレンジ科など地域の求人需要にあった訓練を実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉科・情報処理技術科・自動車整備科・調理師科(1年)を実施しています。
【求職者支援訓練】福井労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。WEBクリエイター養成科やインテリアデザイン科などデザイン系の質の高いコースを実施しています。求職者支援訓練の情報は独立行政法人のページにあります。