愛知県では、WEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練は、WASパソコンマルチメディアスクール(名古屋市天白区植田本町一丁目608番地)、環境キャリアカレッジ名古屋校(名古屋市千種区今池5丁目3番2号リアライズ今池駅前ビル8F)、ヒューマンアカデミー名古屋校サテライト教室(名古屋市中村区名駅五丁目4番14号花車ビル北館6階)、ジョブシティカレッジ豊橋校(豊橋市下地町字若宮66番地)などで実施しています。
愛知県のWEBデザインコース・WEBデザイナー養成科の職業訓練
Webマーケティングデザイナー養成科
訓練実施施設
WASパソコンマルチメディアスクール
名古屋市天白区植田本町一丁目608番地
訓練目標
Webスキルに必要なhtml/cssのコーディングの基礎技術、デザイン業務に必要なIllustrator・Photoshopの基本操作を学び、企業が求める「マーケティングのできるデザイナー」を目指す。
訓練内容
課題制作ではデザイン、コーディング、実践を想定した企画提案など幅広く行います。現役のディレクターやデザイナーから個別指導や具体的なアドバイスをもらうこともできます。また職場実習ではデザインをすることの楽しさ、厳しさを体験できます。
訓練終了後に取得できる資格
Webクリエイター能力認定試験(エキスパート)
WEBデザイナー科
訓練実施施設
環境キャリアカレッジ名古屋校
名古屋市千種区今池5丁目3番2号リアライズ今池駅前ビル8F
訓練目標
Webデザインの基本技術、グラフィック制作・画像処理ソフトによる制作技術、HPの制作技術、Webライティング等のWebデザイナー、Webディレクターに必須の知識・技能・技術を習得する。
WEBデザイナー養成科
訓練実施施設
ヒューマンアカデミー名古屋校 サテライト教室
名古屋市中村区名駅五丁目4番14号花車ビル北館6階
訓練目標
WEBデザイン、WEBライティング、HTML/CSSコーディング、動的サイト構築、CMS作成に関する知識及び技能技術を習得する。
基礎から実践まで幅広くWebデザイン養成科
訓練実施施設
パソコンスクールアビバ名古屋駅前校
名古屋市中村区名駅4-10-25名駅IMAIビル4
訓練目標
Webデザイナーとして必要なIllustrator、Photoshop、Webサイト制作・運用の基本作業ができるようになる。
WEBデザイナー養成科
訓練実施施設
ジョブシティカレッジ豊橋校
豊橋市下地町字若宮66番地
訓練目標
Webサイトのフォトデータ加工、HTML/CSSコーディング、動的サイト制作に関する知識及び技能・技術を習得し、マーケティングの知識が活用出来る様にする。
訓練内容(WASパソコンマルチメディアスクール)
Webマーケティング
Webサイト運営に必要なWeb解析、サイト分析、レポート、DX、データ活用、プロジェクトマネージメント、IOT、AI、UX、企画に必要なマーケティングの知識習得などプレゼンテーションを含め実践的に企画提案を行う
デザインワーク
デザインの基本知識、UDデザインや著作権等、figmaの基本知識と操作
Webクリエイター試験対策
Webクリエイター能力認定試験(エキスパート)対策、実施
Illustrator/Photoshop基礎
図形の描き方、写真の加工など、基本ツールの習得
Illustrator/Photoshop応用
両アプリケーションの連携作業、パーツ、ロゴなどの制作方法
バージョンの互換性や機能の違いへの対応など、実務で必要な知識習得
HTML/CSS基礎
Webサイト更新、制作に必要なコーディング知識の習得(HTML/CSS)
HTML/CSS応用
基礎で習得した知識を使って練習問題のサイト構築
課題制作
Webサイト、販促ツール等の企画から制作、プレゼンまで
Webポートフォリオ制作
制作物をアピールするためのポートフォリオサイトの制作
WEBデザイナーの仕事と資格
Webデザインとは、Web上に表示されるページの見た目に関する制作を行うことを指します。Webサイト内のレイアウト変更や使用画像の作成など、幅広く関わることになります。Webメディアやホームページの制作を指すことが多いですが、昨今ではWebサービスや広告用ランディングページのデザインもWebデザインと呼ばれています。
Webデザインの流れ
一般的にWebデザインは、「企画」「デザイン」「コーディング」「公開」の流れで進められます。
企画の段階では「コンセプト」「目的」「想定するユーザー層」「制作期間」などをすり合わせます。この段階で、問題点や改善点を提示する場合もあります。
Webサイトの構成がまとまると、内容を可視化出来るようにデザインをしていきます。デザインでは、まずワイヤーフレームを作り、イメージを“見える化”していきます。ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウトを簡単に表したものであり、複数人で完成イメージを共有する目的で作られます。認識の相違を無くし、微修正を行うたたき台としても用いられます。
レイアウトの修正が完了したら、Webサイトの完成図であるデザインカンプを作ります。デザインカンプとはワイヤーフレームに具体的な色や画像の指定を行ったもので、「Photoshop」「Illustrator」で作成されます。デザインカンプでの確認が終わると、HTMLやCSSでのコーディングを行い、公開に向けて進めていきます。これら全ての工程に1人のWebデザイナーが関わるとは限りません。企画や打ち合わせについては、営業が担当することもありますし、ワイヤーフレームやデザインカンプだけをWebデザイナーが作成し、コーディングは専門のコーダーに依頼する場合もあります。
Webデザイナーに必要なスキル(PhotoshopやIllustratorの基本的な操作)
Webデザインの仕事において、写真や画像の加工ができるPhotoshop、イラストの作成ができるIllustratorなど各種デザインツールを使いこなせる必要があります。
Photoshopは写真や画像の加工に用いられ、Illustratorはイラストの作成に用いられるツールです。どちらもWebデザインにおいて、デザインカンプやWebサイト内に使用する画像やバナーの作成などで活躍します。Webデザインツールは他にも多くのツールがありますが、代表的なツールを押さえておくことで応用が利くでしょう。
また、Webデザイナーの業務において、デザインツールを用いる場面はデザインカンプやワイヤーフレームの制作がメインとなるため、必ずしも高いレベルの制作能力が必要とは限りません。Webサイトに掲載する画像やバナーの制作はより専門のデザイナーに依頼することが多く、デザインツールの技術にこだわり過ぎてもWebデザイナーとしてのキャリアに活かせない可能性もあります。
Webデザイナーの仕事に必要なスキルはデザインツールやプログラミングだけではありません。正確なヒアリングを行う顧客折衝能力や、情報入力の快適性やユーザー体験の向上を目的としたUI/UXに関する知識が必要になることもあります。UI(User Interface/ユーザーインタフェース)とはユーザーの情報入力時の快適性、サービスを利用する際の入力や表示方法などを指し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)はユーザー体験に関する考え方、ユーザーがサービスによって得られる興奮や快感のことを指します。
Webデザイナーの資格
資格がなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、ここ数年の傾向を見てみると資格のある人のほうが積極的に採用されやすいということがわかっています。資格があるということは、実務経験がなかったとしても、一定の知識と技能を有していることを証明できるためです。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定はWebデザインに関する資格の中で日本の唯一の国家資格で、1級から3級まであります。合格すれば厚生労働省認定のウェブデザイン技能士を名乗ることができます。
ウェブデザイン技能検定の1級と2級の取得には実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても取得可能なので、これからWebデザインについて学びたいと考えている人におすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力検定試験は、株式会社サーティファイが実施している民間試験で、Webサイトの構築に必要なHTML、CSS、Webデザインに関する能力を測定する資格です。
初級から中級の「スタンダード」と上級者を対象とした「エキスパート」の2段階に分かれています。これからWebデザインの勉強をはじめるという方は、まずはスタンダードの取得を目指してみてください。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとはWebサイトを構築するための主要なプログラミング言語です。HTML5は、HTMLの中の5番目のバージョンであり、今後Webの主要な言語になっていくとされています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、これからのWebサイトの制作に欠かせないHTML5とWebサイトの作成に使用するプログラミング言語であるCSSとJavaScriptに関する能力を図るための資格です。
取得者はWebデザインの確かな技術を持っているものとして高く評価されるため、現在Webデザインに関する資格の中で最も人気があります。
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパートとは、Adobeから発売されているPhotoshopとIllustratorに関する知識と技能を証明できる資格です。試験科目はPhotoshopとIllustratorがそれぞれあります。Webデザインだけではなく、グラフィックデザインに関する仕事をしたいのであれば取得しておくことをおすすめします。
Adobeはグラフィックデザインの世界では欠かせないソフトであり、最新版のソフトの技能を証明されている資格取得者はWebデザインの世界でも高く評価されています。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験では、グラフィックデザインの世界では世界標準ソフトとなっているPhotoshop®を使って、時間内に画像ファイルの作成や、課題として出された作品を仕上げて表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
かなり実践的な内容の試験であるため、取得しておくと一定以上のスキルを保持していることの証明になります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験では、お絵かきソフトのIllustrator®を使ってDTPやWebデザインに欠かせないパーツを作成したり、課題として出された作品を時間内に仕上げたりして、表現力やコンテンツ制作能力を測定します。
IllustratorとPhotoshopに関する資格はAdobeの資格でも取得できます。しかし、Webデザインの仕事をする上では両方のソフトを学ばなくても、どちらか一方のソフトが使いこなせれば十分に仕事ができます。
愛知県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
愛知県の職業訓練は、名古屋市を中心に、豊橋・岡崎・刈谷・春日井・新城などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
愛知県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、応募者が定員に満たない場合は、翌月まで継続募集があります。申込み期間中に、各校の説明会もありますので、参加しましょう。
求職者支援訓練(愛知労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
愛知県の求職者支援訓練では、毎月25日前後に開講しています。募集は、前々月の下旬から前月下旬で、選考日は当月初旬、選考結果通知が当月中旬です。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
愛知県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・言語聴覚士科・調理専攻科・自動車整備科の募集があります。
愛知県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】愛知県・名古屋の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。( 愛知県立名古屋高等技術専門校窯業校は、陶磁器のまち瀬戸で、陶磁器の製造やデザインの技能及び関連する基礎的な知識を付与し、陶磁器産業の明日を担う人材を育成しています。また、ポリテクセンター名古屋港では、クレーン運転科と物流機械運転科といった港湾地域ならではの訓練科があります。)
【委託職業訓練】愛知県立の職業訓練校では、名古屋・岡崎・東三河と各地域で、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。ただ、県内の交通の便も良いので、名古屋で実施される訓練が大半になります。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練も名古屋高等技術専門校が、介護福祉士資格取得を目標にした「介護福祉士養成科」と保育士資格取得を目標にした「保育士養成科」の2科10コースを委託して実施しています。
【求職者支援訓練】愛知労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、主に名古屋市内でネイリスト養成科やWEBデザイナー科など、幅広い分野で定期的に開講され、通勤圏である岐阜や三重から通う受講生も受け入れています。