北海道では、宅建コース・宅地建物取引士養成科の職業訓練は、大原簿記情報専門学校札幌校(札幌市北区北6条西8丁目8-1)で実施しています。
北海道の宅建コース・宅地建物取引士養成科の職業訓練
宅地建物取引科
訓練実施施設
大原簿記情報専門学校札幌校
札幌市北区北6条西8丁目8-1
訓練目標
不動産取引に必要な知識・技能を習得し、あわせてファイナンシャルプランニング知識およびパソコンスキルを身に付けることで、幅広いフィールドで活躍できるスペシャリストを目指します。
訓練概要
宅建業法、権利関係、法令上の制限、ファイナンシャルプランニング、不動産取引、資金計画等
訓練終了後に取得できる資格
宅地建物取引士、3級ファイナンシャル・プランニング技能検定
宅建士(宅地建物取引士)の仕事と資格
宅建業者では、従業員5人に対し1人以上の宅建士を雇うことが義務付けられおり、有資格者はまさに必須の存在。そのため、不動産業界への就職・転職を目指す方は、宅建資格を保有することで断然有利になります。結婚・出産後等の再就職を考えている方も、宅建資格があれば強力なアピールポイントとなり、取得しておいて損のない資格です。
宅建士の業務内容については、非常に幅広く多岐にわたるものです。宅建士は、宅地建物取引業法に基づいて国土交通大臣や都道府県知事から免許を受けた専門家であり、主に不動産取引に関する業務を行います。
宅建士は、「不動産の売買や賃貸に関する契約の仲介」を行うことができます。
これは、売主や買主、賃貸人や借主など、不動産取引の各当事者を結びつける役割を果たすものです。具体的には、物件の情報収集や評価、契約書の作成、交渉の仲介などを行います。
宅建士は、「不動産の査定や価格の相談」にも応じます。
不動産の価値を客観的に評価し、適正な価格を見極めることは、売買や賃貸の成功に直結する重要な要素です。そのため、宅建士は市場動向や土地の特性、建物の状況などを考慮して、適切な査定を行います。
宅建士は、「顧客に対するアドバイスやサポート」も行います。
不動産取引は法律や契約など複雑な要素が含まれるため、一般の人々にとっては難解な場合があります。そのような場合には、宅建士が専門知識を活かして適切なアドバイスを提供し、スムーズな取引の実現に向けてサポートします。
宅建士は、「顧客のニーズや要望に応じて物件の探索や提案」も行う場合もあります。
顧客の希望条件に合った物件を探し出し、最適な選択肢を提示することが重要です。そのため、宅建士は市場の動向や物件の情報を的確に把握し、顧客に満足できる提案を行います。
宅建士(宅地建物取引士)資格試験
年間20万人が受験する人気の国家資格「宅建士(宅地建物取引士)」。合格率は15%前後と低く、試験範囲も広いため、しっかりとした対策が必要です。
<宅建の試験日>毎年10月第3日曜日
宅建(宅地建物取引士資格)の試験概要
試験科目は「宅建業法」「法令上の制限」「その他の法令」「権利関係」の4科目。四肢択一式による筆記試験です。解答用紙はマークシート方式となっています。
<申込>原則として毎年7月1日~16日に、「不動産適正取引推進機構ホームページ」から申し込めます。<試験日>毎年10月第3日曜日
<合格発表>原則として12月の第1水曜日、または11月の最終水曜日に都道府県ごとに発表されます。
権利関係
不動産取引に関する法令(民法、借地借家法・区分所有法・不動産登記法)
宅建業法
用語の定義・免許制度・取引主任者制度・保証金制度、不動産取引の業務上の規制(3大書面、8種制限、報酬規定、諸規制)
法令上の制限
都市計画法・建築基準法、国土利用計画法・農地法・土地区画整理法・宅地造成等規制法
営業実践論
営業計画立案、マーケテイング調査、顧客情報の管理
税法・その他
不動産取得税・固定資産税・譲渡所得税・贈与税、地価公示法・不動産鑑定評価・住宅金融支援機構・景品表示法・土地建物の知識・住宅金融支援機構に関する重要事項説明書の作成
不動産取引
不動産現地調査の演習、不動産取引契約書起案とチェック、賃貸借契約書の起案、コンプライアンスのルールの遵守
北海道の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
北海道の職業訓練は、札幌市・旭川市・函館市を中心に、苫小牧・釧路・岩内・北見などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
北海道の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。申込み期間中に、各校の説明会もありますので、参加しましょう。
求職者支援訓練(北海道労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
北海道の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。申込み期間中に、各校の説明会もありますので、参加しましょう。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
北海道の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
(札幌)介護福祉士養成科・保育士養成科・会計システム学科・情報システム学科・調理師科・トリマー科・美容師科・二級自動車整備科・土木工学科・スポーツ健康学科
(北見)介護福祉士養成科・保育士養成科・総合事務科・情報通信科・美容師養成科
(室蘭)介護福祉士養成科・保育士養成科・調理師養成科・電気工学科・情報処理科・自動車整備
(帯広)介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士科・医療ビジネス科
の募集があります。
北海道の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】北海道・札幌の職業訓練では、道立の職業訓練校が8施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが4施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】北海道経済部労働政策局産業人材課では、道立の職業訓練校の各地域で、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、苫小牧を除く7地域で介護士・保育士養成科を実施しており、また、札幌では、トリマー科や製菓パティシエ科やスポーツトレーナー学科など文部科学大臣から職業実践課程の認定を受けた専修学校や名称独占・業務独占の養成機関の指定を受けた専修学校の訓練科目を実施しています。
【求職者支援訓練】北海道労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、パソコンやOA事務を地域の需要に応じて実施していたり、札幌ではネイル養成科やWEBデザインなどのサービス分野の訓練も実施しています。