山口県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、YIC学院岩国教室(岩国市麻里布町1丁目5番32号)、YIC情報ビジネス専門学校(山口市小郡黄金町2番24号)、YIC学院下関教室(下関市長府扇町4番10号)、YIC看護福祉専門学校(防府市中央町4-10)で実施しています。
山口県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
学校法人YIC学院
訓練実施施設
YIC情報ビジネス専門学校
山口市小郡黄金町2番24号
YIC学院下関教室
下関市長府扇町4番10号
YIC学院岩国教室
岩国市麻里布町1丁目5番32号
YIC看護福祉専門学校
防府市中央町4-10
YICリハビリテーション大学校
宇部市西宇部南4丁目11番1号
YICキャリアデザインセンター
山口県周南市若宮町1-21代々木若宮ビル8階
訓練目標
病院・薬局及び一般企業での事務や受付、接客等での応対能力を身につけることができる人材パソコン操作スキルやコミュニケーション能力も取得し、多様な業務に対応できる人材
訓練概要
就職のための知識や技能を習得する、座学が中心の職業訓練です。
訓練終了後に取得できる資格
医療事務管理士技能認定試験(医科)、サーティファイWord・Excel3級(2級の対応可能)
訓練内容(例:YIC学院岩国教室)
医療事務
【医療事務職に必要な基礎知識の理解】医療機関と医事業務、医療保険制度、受付事務の基礎知識、点数算定と診療報酬明細書記載、明細書点検、検定試験対策
調剤事務基礎
調剤薬局事務の基礎知識
事務・接遇マナー
【社会人や事務に求められる心構えの理解】適切な挨拶と敬語、ホスピタリティ、報告・連絡・相談、電話応対、来客応対
外来受付窓口実習
【医療事務の現場で必要なスキルの理解】医療現場における患者接遇と受付対応、レセプトコンピュータの基礎知識
ワープロ実習
【ワープロソフト(Word2016)の基礎から応用】文字入力練習、書式設定、図形描画、表作成、編集、ビジネス文書の作成・校正、検定試験対策、検定試験受験
表計算実習
【表計算ソフト(Excel2016)の基礎から応用】数式、関数、表装飾、編集、グラフ作成、検定試験対策、検定試験受験
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
山口県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
山口県の職業訓練は、山口・下関で多く開講しており、宇部・防府・周南などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
山口県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから2週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(山口労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
山口県の求職者支援訓練は、少ないようです。山口県は公共職業訓練が充実していますので、公共職業訓練で探すとよいでしょう。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
山口県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科などの募集があります。
山口県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】山口県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】山口県立の職業訓練校である高等産業技術学校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、栄養士養成科・保育士養成科・介護福祉士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】山口労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。