山形県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ山形校山形教室(山形市香澄町3丁目1−7朝日生命山形ビル 5F)、ニチイ山形校村山教室(村山市楯岡五日町16-15ニチイケアセンター村山2F)、ニチイ酒田校こあら教室(酒田市こあら2丁目5-2)で実施しています。
山形県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
株式会社ニチイ学館
訓練実施施設
ニチイ山形校山形教室
山形市香澄町3丁目1−7朝日生命山形ビル 5F
ニチイ山形校村山教室
村山市楯岡五日町16-15ニチイケアセンター村山2F
ニチイ酒田校こあら教室
酒田市こあら2丁目5-2
訓練目標
カルテの読み方、診療報酬点数算定と請求業務、調剤報酬請求業務の基礎事項を習得し、 医療機関での医事部門業務全般と調剤薬局事務ができる人材の育成を目指し就職に結びつける。
訓練概要
・医科の診療報酬点数算定と請求事務知識の知識技能習得
・調剤報酬点数算定と請求業務の知識技能習得
訓練終了後に取得できる資格
医療事務技能審査試験 一般財団法人 日本医療教育財団(任意)
訓練内容
医療保険制度
医療保険制度の基礎知識
基本診療料と明細書記載
初診・再診料の算定方法、明細書記載と明細書点検のポイント
特掲診療料と明細書記載
処置~画像診断料までの特掲診療料の算定方法、明細書記載と明細書点検のポイント
入院料と明細書記載
入院料の算定方法、明細書記載と明細書点検のポイント
調剤薬局概論
薬の基礎知識、調剤報酬の算定方法
医師事務作業補助概論
医療法、医師法、医療関連法規、電子カルテの知識、医学・薬学一般
レセプト点検
カルテ症例、明細書作成と明細書点検
調剤薬局演習
調剤報酬明細書の作成と点検
医療文書作成
各種診断書・証明書・申請書の作成
受付窓口実務演習
患者対応、窓口業務、関係部署との連携
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
山形県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
山形県の職業訓練は、山形市・米沢市・酒田市を中心に、鶴岡・新庄・東根・村山などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
山形県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、開講日の2週間ほど前に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(山形労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
山形県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、開講日の2週間ほど前に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
山形県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・医療ビジネス科の募集があります。
山形県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】山形県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】山形県立の職業訓練校である職業能力開発専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科と保育士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】山形労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。ガーデニング造園科・有機野菜栽培と第6次産業科など園芸・農業分野も実施されています。