和歌山県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、職業訓練のアップ和歌山駅前校(和歌山県和歌山市友田町二丁目145番地KEG教育センタービル)、ニチイ和歌山校(和歌山県和歌山市美園町4丁目90番地山十ビル)、パソコンスクールTAKumi田辺教室(和歌山県田辺市湊38-23)で実施しています。
和歌山県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
株式会社KEGキャリア・アカデミー
訓練実施施設
職業訓練のアップ和歌山駅前校
和歌山県和歌山市友田町二丁目145番地KEG教育センタービル
訓練目標
病院・薬局に必要な診療報酬明細書に関する作成方法と電子カルテオペレーション、医療保険、ビジネスマナーなどの知識・技能について、医療(医科)現場における職場実習(1か月)を交えて実践的に習得する。
訓練概要
病院・薬局に必要な診療報酬明細書に関する作成方法と電子カルテオペレーション、医療保険、ビジネスマナーなどの知識・技能について、医療(医科)現場における職場実習(1か月)を交えて実践的に習得する。
訓練終了後に取得できる資格
診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務管理士技能認定試験、メディカルクラーク(医科)、調剤事務管理士技能認定試験
訓練実施機関
株式会社ニチイ学館
訓練実施施設
ニチイ和歌山校
和歌山県和歌山市美園町4丁目90番地山十ビル
訓練目標
・医療事務職として受付窓口対応、診療報酬の請求、医事コンピュータの入力ができる
・医師事務作業補助者として文書作成ができる
訓練概要
医療機関での受付窓口対応、診療報酬の請求、医事コンピュータの入力の知識・技術、診断書や紹介状などの作成スキルを習得する
訓練終了後に取得できる資格
医療事務技能審査試験 メディカルクラーク(医科)、医事オペレーター技能認定試験 メディカルオペレータ、医師事務作業補助技能認定試験 ドクターズクラーク 日本医療教育財団(全て任意)
訓練実施機関
株式会社パソコンスクールTAKumi
訓練実施施設
パソコンスクールTAKumi田辺教室
和歌山県田辺市湊38-23
訓練目標
病院・薬局に必要な診療報酬明細書に関する作成方法と電子カルテオペレーション、医療保険、ビジネスマナー等の知識・技能を習得する
訓練終了後に取得できる資格
診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務管理士技能認定試験、メディカルクラーク(医科)、調剤事務管理士技能認定試験、医療事務技能認定試験
訓練内容(例:職業訓練のアップ和歌山駅前校)
医学知識
医学の基礎知識、各器官系の名称・構造・機能、人体解剖と病理、疾病の原因と治療
医療保険制度と関連法規の基礎知識
医療機関、公費負担医療制度、後期高齢者医療制度、国民健康保険等各種健康保険、医療費の種類、各種保険法、医療規則
医療事務実務概論
医事担当者の心得、外来・入院業務、窓口会計業務、医療用語、医療費算定、カルテの読み方
調剤事務概論
保険調剤の仕組み、調剤報酬点数の加算・算定要件、処方箋の知識、薬の基礎知識
介護基本知識
介護の基本、介護・福祉サービスの理解と医療との連携
情報リテラシーとセキュリティ概要
コンピュータの特徴・種類、コンピュータの構成と役割、ハードウェア・ソフトウェア、情報セキュリティ、ウイルスやスパイウェア、情報化社会の問題点、著作権・知的財産権、個人情報保護、ファイアウォール
診療報酬請求実習
診療報酬請求事務(初診料、再診料、慢性疾患指導料、投薬料、注射料、処置料、手術料、麻酔料、検査料、画像診断料、リハビリテーション料、処方箋料)、レセプトの記載方法、レセプト作成演習、レセプト集計・点検
調剤報酬請求実習
調剤料、薬剤料、薬学管理料、調剤録記載、レセプトの記載方法、レセプト作成演習
医療・調剤事務接遇実習
受付対応、施設内での対応、患者満足につながる接遇
医事コンピュータ演習
レセプトコンピュータ操作(システムの起動と終了、カルテ入力、入院情報入力)、窓口、会計入力、実務課題演習(使用ソフト:医事NaviⅢ)
外来受付窓口業務演習
患者接遇、受付対応、電話対応、医療費の会計業務、退院事務
介護補助実習
患者、負傷者、高齢者、障害者の介護補助
パソコン基本操作実習
マウス、キーボード操作、文字入力(日本語変換)、タイピング、アプリケーションの実行と終了
ビジネス文書作成実習
文書の作成や編集、印刷、表の作成、図形の作成およびグラフィックスの活用の機能と操作方法(使用ソフト:Word)
表計算データ処理実習
表の作成や編集、関数による計算処理、グラフの作成、並べ替えや抽出によるデータベース処理の機能と操作方法(使用ソフト:Excel)
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
和歌山県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
和歌山県の職業訓練は、和歌山市・田辺市を中心に、海南・岩手・有田・串本などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
和歌山県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。訓練開始日は各校によりそれぞれのため、募集期間も各校により違います。
求職者支援訓練(和歌山労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
和歌山県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講日の2〜3週間前に各校で実施されます。訓練開始日は各校によりそれぞれのため、募集期間も各校により違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
和歌山県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉科・保育科・応用情報科の募集があります。
和歌山県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】和歌山県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】和歌山県立の職業訓練校である産業技術専門学院が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。県立農林大学校で学べる9か月間の農業科など地域の求人需要にあった訓練を実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士科・保育士科・応用情報科・製菓衛生科を実施しています。
【求職者支援訓練】和歌山労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。