栃木県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、日本クリエート本校(栃木市平柳町1-26-8新館2階教室)・特定非営利活動法人 キャリアコーチ(大田原市若草1丁目832)・ソラスト栃木支社(宇都宮市東宿郷2-2-1ビッグ・ビースクエア 2階)・ニチイ学館(宇都宮市馬場通り1-1-11宇都宮TDビルディング2F)などが実施しています。
栃木県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
パソコンも学べる医療事務科
訓練実施施設
日本クリエート本校
栃木市平柳町1-26-8新館2階教室
訓練目標
医療機関のスタッフとして患者応対に必要な接遇の基本、医療保険制度の基礎知識を理解し、外来受付・診療報酬の請求などの業務に活用できる。文書作成ソフト、表計算ソフトの操作の基本を身につけ、医療事務の業務に活用できる。
訓練内容
医療機関のスタッフとして患者応対に必要な接遇の基本、医療保険制度の基礎知識を理解し、外来受付・診療報酬の請求などの業務に活用できる。文書作成ソフト、表計算ソフトの操作の基本を身につけ、医療事務の業務に活用できる。
医療事務・調剤事務科
訓練実施施設
ソラスト栃木支社
宇都宮市東宿郷2-2-1ビッグ・ビースクエア 2階
訓練目標
訓練生全員が多岐にわたる医療事務の仕事を理解し、現場で求められるスキルを身に付ける。
訓練内容
医科医療事務管理士、調剤事務管理士の資格取得、かつ患者対応に必要な知識を兼ね備えた人材を評価するホスピタルコンシェルジュ3級の資格取得を目指し、医療機関での幅広い業務について学ぶ。
医療事務・調剤・医師事務科
訓練実施施設
ニチイ学館
宇都宮市馬場通り1-1-11宇都宮TDビルディング2F
訓練目標
医療事務・調剤薬局事務・医師事務に必要な知識、スキルを身に付け、即戦力となる人材を育成する。
訓練内容
医療事務、調剤薬局事務、医師事務作業補助業務について学び、調剤報酬点数の算定や医療における窓口業務を想定した訓練を実施する。
訓練内容(例:日本クリエート本校)
医療事務の基礎
医療保険制度の概要、保険診療等の基本原則、各種基準
医療事務の概論
初・再診、在宅、医学管理、投薬、薬剤、注射、処置、手術、検査、画像、麻酔、入院料、食事療養
費、医学・薬学一般
医師事務作業補助の基礎
個人情報保護、診療支援業務、診療録の記載と管理、医事法規一般
レセプト作成演習
診療報酬明細書作成、診療報酬の算定方法、レセプト記載要領
レセプト点検演習
レセプト点検のチェックポイント、点検演習、病名点検
診療報酬請求事務演習
レセプト総括、請求書作成と編綴、返戻演習
文書作成演習
Word の基本操作、文章の入力、文書の作成・編集、表の作成、便利な機能(Microsoft Office Word 2019)
表計算ソフト操作演習
Excel の基本操作、データの入力,関数の計算、複数シートの操作、表の印刷、データベースの利用、
便利な機能 (Microsoft Office Excel 2019)
各種文書記載演習
各種診断書・証明書の作成(Microsoft Office Word 2019)
資格取得対策
医科医療事務管理士、医師事務作業補助者、ケア・コミュニケーション検定
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
栃木県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
栃木県の職業訓練は、宇都宮市・小山市・那須塩原市を中心に、大田原・栃木・佐野などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
栃木県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始します。訓練開始日は月初から、募集期間は前々月の月初から前月初旬、選考日は前月中旬です。
求職者支援訓練(栃木労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
栃木県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、申込み締切り後1週間後ぐらいに各校で選考が実施されます。開講日の3週間前ぐらいまで募集があり、開講日の2週間前ぐらいが選考日になっています。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
栃木県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科・情報処理科・パティシエ科の募集があります。
栃木県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】栃木県・宇都宮の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】栃木県立の職業訓練校である産業技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士科・保育士科の他、観光ビジネス科・栄養士科・情報処理科・パティシエ科も実施しています。
【求職者支援訓練】栃木労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。