沖縄県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ学館 那覇教室(那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ3F)・ヒューマンアカデミー那覇校(那覇市牧志1-19-29D-nahaビル8階)などが実施しています。
沖縄県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療事務・医師事務作業補助科
訓練実施施設
ニチイ学館 那覇教室
那覇市久茂地1-1-1パレットくもじ3F
訓練目標
基礎から学び、医療事務・調剤事務・医師事務の知識を習得するとともに、医療従事者としての心得や対応力・接遇力を身に付ける。また「医療事務」「医師事務作業補助」「調剤報酬請求事務」の「トリプル資格」を武器に、医療機関の幅広い部署で活躍できる人材を目指す。
訓練概要
学科(医療事務 医科、調剤薬局事務、医師事務作業補助)、実技(医療事務 医科)、就職支援 等
訓練修了後に取得できる資格
医科メディカルクラーク(医療事務)
ドクターズクラーク(医師事務)
調剤報酬請求事務(調剤事務)
医療事務・調剤事務科
訓練実施施設
ヒューマンアカデミー那覇校
那覇市牧志1-19-29D-nahaビル8階
訓練目標
医療機関における常用雇用を目指し、医療保険・医療事務の知識とレセプト作成等の技術、さらに登録販売の知識を身に付け、医療事務員の業務ができる。
訓練内容
登録販売者及び医療機関での就業で必要な受付から会計までの窓口業務及び診療報酬請求事務能力(レセプト)を習得する。
訓練内容(例:ニチイ学館 那覇教室)
医療事務 医科
医療保険制度の仕組み、診療報酬算定の基礎知識、レセプト点検、受付業務の基礎知識、患者接遇、受験対策
調剤薬局事務
調剤報酬算定の仕組み、薬の基礎知識、調剤報酬明細書作成、点検
メディカルドクターズクラーク
医師事務作業補助業務、医療関連法規、診療録記載方法、医学・薬学一般、電子カルテについて、診断書・各種証明書作成、ビジネス・ヒューマンスキル、受験対策
マナー
メディカルスタッフとしての心構え、表現力、コミュニケーション、電話対応、一般常識
受付窓口の実践
弊社「就業前研修プログラム」を活用し、就業を意識した実務の知識を習得
患者接遇、保険証の見方、公費の知識 等
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
沖縄県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
沖縄県の職業訓練は、那覇市を中心に、沖縄市・宜野湾市・うるま市・石垣市などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
沖縄県の公共職業訓練である民間委託訓練では、前々月に募集し、前月初旬に選考日、訓練開始日は月初からです。
求職者支援訓練(沖縄労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
沖縄県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、開講日の1ヶ月前ぐらいまで募集があり、開講日の3週間前ぐらいが各校の選考日で、訓練開始日は毎月中旬です。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
沖縄県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・調理科(1年)の募集があります。
沖縄県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】沖縄県・那覇の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】沖縄県立の職業訓練校である職業能力開発校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科とを保育士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】沖縄労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。エステティシャン・アロマセラピスト養成科・ネイルクリエイター養成科・リラクゼーションセラピスト養成科など地域の求人需要に適した訓練を実施しています。