奈良県で医療事務コース・調剤事務科の職業訓練をさがす

奈良県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、高田ビジネスコンピュータ学校(奈良県大和高田市本郷町11番18号)、特定非営利活動法人キャリア・サポートみらい(奈良市油阪町1‐61奥田ビル4階)で実施しています。

奈良県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練

訓練実施機関
学校法人白光学園
訓練実施施設
高田ビジネスコンピュータ学校
奈良県大和高田市本郷町11番18号

訓練目標
医療事務に関する全般的な基礎知識を学習し、医療事務(医科・調剤)の受付、 診療報酬・調剤報酬請求事務及びレセプトコンピュータでの実践的な技術、 カルテ管理等の医療事務全般の業務ができる。
訓練概要
医療保険制度、薬剤基礎知識、医療事務(外来・入院)、調剤事務、医事コンピュータ、調剤コンピュータの知識及び技能を習得する。
訓練終了後に取得できる資格
 医科医療事務検定試験2級(外来) 日本医療報酬調査会、医科医療事務検定試験1級(入院) 日本医療報酬調査会、調剤事務検定試験 日本医療報酬調査会(全て任意)

訓練実施機関
特定非営利活動法人キャリア・サポートみらい
訓練実施施設
特定非営利活動法人キャリア・サポートみらい
奈良市油阪町1‐61奥田ビル4階

訓練目標
医療機関(病院、クリニック等)で医療事務のスペシャリストとして活躍するために必要な医療事務に関する実践的な専門知識を習得する。 医療業界で働くために必要な医療レセプションやコミュニケーションスキルを習得する。
訓練概要
医療保障制度から始まり、医療事務、調剤事務、医師事務作業補助者、介護事務の知識及び、メディカルマナーの技能の習得を図る
訓練終了後に取得できる資格
医療事務技能審査試験、調剤報酬請求事務技能認定、医師事務作業補助者検定試験、メディカル・フロント・コンシェルジュ技能認定、ケアクラーク技能認定試験(全て任意受験)

訓練内容(例:高田ビジネスコンピュータ学校)

医療事務(外来)
保険制度の概要、保険の給付、医療事務の仕事、レセプトの基礎知識・記載方法、基本診療料(初診・再診)・特掲診療料(医学管理等・在宅)の知識特掲診療料(投薬・注射・処置・手術・麻酔・検査・画像診断・リハビリ・精神科)の知識
医療事務(入院)
入院の窓口会計業務、入院基本料の知識
修了考査
訓練を通じての習得度を図る

医療事務実務(外来)
基本診療料(初再診料)・医学管理等・在宅・投薬・注射・処置・手術(輸血を含む)・麻酔・検査・画像診断・リハビリ・精神科のレセプト作成実践
医療事務実務(入院)
入院基本料・入院基本料等加算・入院時食事療養費のレセプト作成実践
医事コンピュータ
医事コンピュータを使用した診療報酬明細書作成演習

診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格

医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。

ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。

特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要

特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。

関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。

奈良県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)

奈良県の職業訓練は、奈良市・桜井市を中心に、大和高田・橿原・生駒・王寺などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)

パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。

公共職業訓練(民間委託訓練)の募集

奈良県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講月の前月10日前後に各校で実施されます。訓練開始日は概ね月初からのため、募集期間も前月初旬までが多いです。

求職者支援訓練(奈良労働局委託の民間教育機関訓練)の募集

奈良県の求職者支援訓練では、1ヶ月ほど前に募集を開始し、選考日は開講月の初旬に各校で実施され、概ね20日からの訓練開始です。

長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集

奈良県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。

介護福祉士養成科・幼稚園教諭、保育士養成科・栄養士養成科・言語聴覚士養成科・美容師養成科の募集があります。

奈良県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)

【施設内職業訓練】奈良県の職業訓練では、県立の職業訓練校が1施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。

【委託職業訓練】奈良県産業観光雇用振興部雇用政策課が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科の他に、栄養士養成科や美容師養成科・言語聴覚士養成科を実施しています。

【求職者支援訓練】奈良労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。マンション管理士養成科も実施しています。