三重県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、鈴鹿オフィスワーク医療福祉専門学校(三重県鈴鹿市住吉二丁目24-9)で実施しています。
三重県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
学校法人鈴鹿文化学園
訓練実施施設
鈴鹿オフィスワーク医療福祉専門学校
三重県鈴鹿市住吉二丁目24-9
訓練目標
医療保険制度について認識し、カルテの読み方、診療報酬点数の計算と請求事務およびパソコンを使用したオペレーション技法を習得する。
訓練概要
医療事務におけるヒューマンスキルを身につけ、受付案内、会計、保険請求実務やOA機器操作等の文書作成ができる人材。
訓練終了後に取得できる資格
医科2級医療事務実務能力認定試験/2級医療秘書実務能力認定試験/医師事務作業補助者実務能力認定試験/介護事務管理士技能認定試験/調剤事務管理士技能認定試験(※受験は全て任意で、費用は自己負担)
訓練内容
医療事務の概要
病院の概要、医療事務の役割と心得、医療用語・医療法規の基礎知識、病院受付案内、窓口業務
医療保険制度の基礎知識
保険診療の仕組み、医療保険制度の概要、公費負担医療制度及び医療費助成制度等
診療報酬請求事務の基本
点数表とその解釈
基本診療料 初診料・再診料・入院料
特掲診療料 医学管理等・在宅医療・投薬・注射・処置・手術・麻酔・検査・画像診断・リハビリテーション・精神科専門療法・放射線治療
診療報酬明細書の作成
レセプト作成(外来・入院) 点検 総括
コンピュータリテラシー(PC基本操作)
ウィンドウズの基本操作 文字入力・保存・印刷・終了
ファイルの整理 フォルダ作成・移動・削除・検索
データのバックアップ
文書処理
Word画面の基本操作 文書作成 表編集 図形描画
表計算
Excelデータ・数値の入力 表作成 関数と計算機能 グラフ
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
三重県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
三重県の職業訓練は、四日市市・津市・伊勢市を中心に、鈴鹿・松阪・名張・熊野などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
三重県の公共職業訓練である民間委託訓練では、1〜2ヶ月ほど前から募集を開始し、公共職業訓練(民間委託訓練)も能力開発説明会への参加は必須で、各コース毎に募集期間中に2回説明会予定があります。
求職者支援訓練(三重労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
三重県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切り後1週間程度で選考があります。訓練校ごとに開講日がさまざまなので、募集期間も各校で違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
三重県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科・製菓衛生師養成科の募集があります。
三重県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】三重県・津の職業訓練では、県立の職業訓練校が1施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】三重県立津高等技術学校が、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】三重労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。