茨城県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ学館水戸校土浦教室(土浦市大和町9-3ウララ3 6階)などが実施しています。
茨城県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療・調剤事務科
訓練実施施設
ニチイ学館水戸校土浦教室
土浦市大和町9-3ウララ3 6階
訓練目標
医療機関の保険業務の基礎知識及びパソコンを使用したオペレーション技能を習得する。また、窓口接遇マナーを習得し医療事務のプロを目指す。
訓練概要
医療機関及び調剤薬局機関における保険請求事務の知識と技能を習得する。パソコンを使用し、実践的なレセプトコンピューターの技能を習得する。患者接遇マナーを習得し、医療機関に雇用される人材を目指す。
訓練修了後に習得できる資格
メディカルクラーク(医科)、医事オペレータ(任意受験により取得)、調剤報酬請求事務技能認定(訓練修了により取得)
訓練内容(例:ニチイ学館水戸校土浦教室)
医療保険制度・患者接遇・点数算定・調剤報酬・介護事務
医療保険制度の基礎知識について,概要・受付業務の基礎知識について(接遇)・診療報酬の基礎知識(初診,再診,医学管理,在宅,注射,投薬,処置,リハビリ,入院等,検査,手術,輸血,麻酔,病理診断,画像診断)まとめと復習・調剤報酬算定・介護事務の算定
実技 レセプト点検演習、診療報酬明細書の点検(入院・外来)など
レセプト点検演習
診療報酬明細書の点検(入院・外来)について
総括(審査試験対策)
審査試験対策模擬試験実施
医科コンピュータ
症例におけるレセプトの入力,点検,発行
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
茨城県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
茨城県の職業訓練は、県央(水戸市)・県南(土浦市)を中心に、県北(日立市)・県西(古河市・筑西市)・鹿行(鹿嶋市)などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
茨城県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(茨城労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
茨城県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
茨城県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉科(水戸内原コース)・介護福祉科(荒川沖コース)・介護福祉科(湖北コース)・調理師科(1年)の募集があります。
茨城県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】茨城県・水戸の職業訓練では、県立の職業訓練校が5施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】茨城県立の職業訓練校である産業技術専門学院の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、水戸・つくば地区で介護福祉科を実施し、水戸地域では他にブライダル科や情報メディア科などサービス分野も実施しています。
【求職者支援訓練】茨城労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。建築CAD・機械CADの開講が比較的多く、力を入れている分野のようです。