広島県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、穴吹カレッジキャリアアップスクール(福山市三之丸町30-1JR福山駅構内サンステーションテラス3F)・広島会計学院ビジネス専門学校(広島市中区千田町一丁目2-26)・ニチイ学館広島支店広島教室(広島市中区立町2-23野村不動産広島ビル8F)・ニチイ学館広島支店呉駅前教室(呉市中央一丁目4-11リバティスクエアKURE1階)・三次市職業訓練センター(三次市東酒屋町306-69)で実施しています。
広島県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
学校法人穴吹学園
訓練実施施設
穴吹カレッジキャリアアップスクール
広島県福山市三之丸町30-1JR福山駅構内サンステーションテラス3F
訓練目標
医療事務及び調剤薬局の現場(受付から請求業務まで)で必要な各種スキルを十分習得しており、即戦力として活躍できる。パソコン利用業務など事務系全般の仕事にも適応できる。Word、Excel(Office2019)等のパソコンに関するスキルを習得することで、より就職に結びつける。
訓練概要
医療事務、調剤薬局事務の仕事に関する専門知識、文書作成・表計算・プレゼンテーション・パソコン応用スキル等を習得する。
訓練終了後に取得できる資格
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) 日本医療教育財団(任意)、調剤事務管理士 技能認定振興協会(任意)、MOS Excel2019 マイクロソフト(任意)
訓練実施機関
学校法人上野学園
訓練実施施設
広島会計学院ビジネス専門学校
広島県広島市中区千田町一丁目2-26
訓練目標
1.医療機関(病院、クリニック等)で活躍するために必要な医療事務に関する実践的な専門知識や技術を習得する。
2.医療業界で働くために必要な医療レセプションやコミュニケーションスキルを習得する。
訓練概要
【学科】医療保障制度、医療事務、医療レセプション概論、医療コミュニケーション、安全衛生、講話、就職支援【実技】医療事務演習、医療文書作成実習、表計算実習、職場見学
訓練実施機関
株式会社ニチイ学館
訓練実施施設
ニチイ学館広島支店広島教室
広島県広島市中区立町2-23野村不動産広島ビル8F
ニチイ学館広島支店呉駅前教室
広島県呉市中央一丁目4-11リバティスクエアKURE1階
訓練目標
医療機関や調剤薬局における受付業務や診療報酬請求業務、医事コンピュータ入力、レセプト発行について学び、医療機関で就業可能なスキルを身につけることができます。また、就業時に必要な接遇マナー・クレーム対応方法等を学び、医療機関に就業可能な幅広い技能を習得することができます。
訓練概要
医療事務(医事コンピュータ含む)と調剤薬局事務の知識を身につけ、現場で役立つ資格も取得できます。ロールプレイングやグループワークにより、患者対応を実践的に学び就業後にも役立ちます。
訓練終了後に取得できる資格
メディカルクラーク(医科) 一般社団法人日本医療教育財団(任意)、メディカルオペレータ 一般社団法人日本医療教育財団(任意)、調剤報酬請求事務技能認定 一般社団法人日本医療教育財団(任意)
訓練実施機関
職業訓練法人広島北部地域職業能力開発協会
訓練実施施設
三次市職業訓練センター
広島県三次市東酒屋町306-69
訓練目標
1.医療事務(医科)及び調剤薬局事務の基礎から資格取得のための知識を習得する。2.事務処理能力に欠かせないパソコンスキルを習得する。3.挨拶・電話応対・敬語の使い方等、実務で役立つマナーや接遇、コミュニケーションスキルを習得する。
訓練概要
【学科】医療保障制度、医療事務、調剤薬局事務、接遇応対、コミュニケーション、就職支援【実技】パソコン活用技術、パソコン演習
訓練終了後に取得できる資格
医科医療事務管理士技能認定試験、調剤事務管理士技能認定試験、コンピュータサービス技能評価試験(ワープロ部門)3級、コンピュータサービス技能評価試験(表計算部門)3級
訓練内容(例:穴吹カレッジキャリアアップスクール)
医療事務
病院の概要、医療保障制度、請求事務の基本、医療費算定、医学の基礎知識、医科診療報酬明細書(出来高請求)、点検業務
調剤薬局事務
医薬分業、保険調剤のしくみ、保険診療と保険調剤、処方欄の見方、算定の原則、調剤料から薬学管理料までの項目についての算定方法
医療事務
医科診療報酬の算定及び医科診療報酬明細書の点検実務
医事コンピュータ実習
医事コンピュータの基本・応用操作、請求事務、レセプト作成及び点検
【使用ソフト:ORCA】ORCAは福山市医師会所属医療機関の約60%に導入
調剤薬局事務
調剤レセプトの作成
文書作成実習
パソコンの操作、各種文書作成【使用ソフト:Word】
表計算・グラフを使った資料作成【使用ソフト:Excel】
文書作成応用実習
実務書類及び帳票等の作成実習、差し込み印刷等各種ビジネスソフト及びそれらを組み合わせた操作
【使用ソフト:Word・Excel・PowerPoint】
患者接遇マナー実習
受付・窓口事務、患者接遇マナー、言葉遣い、電話、患者応対、ロールプレイ
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
広島県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
広島県の職業訓練は、広島市・福山市を中心に、呉・三次などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
広島県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2週間前ぐらいに実施されます。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
求職者支援訓練(広島労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
広島県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は各校の開講日の2週間前ぐらいに実施されます。訓練開始日は、各校それぞれのため、募集期間も違っています。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
広島県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・社会福祉士養成科・精神保健福祉士養成科・情報管理科(情報処理プログラムコース)・ITビジネス学科(福山地域)の募集があります。
広島県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】広島県の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】広島県立広島高等技術専門校では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。フードアドバイザー科や観光ビジネス科などサービス業分野にも力を入れています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、広島地区で介護福祉士養成科と1年間の社会福祉士養成科・精神保健福祉士養成科を実施しています。
【求職者支援訓練】広島労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。