群馬県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ学館前橋校(前橋市本町2-13-11前橋センタービル1F)・中央総合学院前橋校(前橋市南町3-14-1)・ソラスト群馬オフィス高崎校(高崎市あら町167高崎第一生命ビル9階)・ソラスト群馬オフィス桐生校(桐生市相生町5丁目51-10桐生市職業訓練センター)などが実施しています。
群馬県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療クラーク養成科
訓練実施施設
ニチイ学館前橋校
前橋市本町2-13-11前橋センタービル1F
訓練目標
医療事務・調剤薬局事務に関する知識、技能を習得し、医療機関における医療事務や調剤薬局における請求業務ができる。
訓練概要
医療事務の保険の知識や診療報酬に関しての算定ルールを学ぶ。習得した知識を元に実際に医療機関で使用しているソフト(MegaOak-IBARS 2)を使い、医事コンピュータの操作練習を行う。さらに調剤薬局事務に関する知識、技能を習得する。
訓練修了後に習得できる資格
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)
調剤報酬請求事務技能認定試験 (一財)日本医療教育財団(全て任意)
医療事務DS科(実習型訓練)
訓練実施施設
中央総合学院 前橋校
前橋市南町3-14-1
訓練目標
医療機関や保険薬局での受付業務、診療報酬請求業務、調剤報酬請求業務、オペレーター業務、カルテ管理等についての事務手続きができる人材を育成する。
訓練内容
各種医療機関や調剤薬局の医療事務スタッフ・受付に必要とされる知識や技能を習得し、さらに社会人に必要なビジネスマナーや医療機関特有の接遇マナーを習得することにより、医療機関で幅広く活躍できる人材を育成します。
(DSとは、デュアルシステムの略で座学(学科、実技を含む)3カ月と職場実習1カ月を組み合わせた訓練内容です。)
訓練修了後に習得できる資格
【目標資格】医療事務管理士(医科)、調剤事務管理士
医療事務DS科(実習型訓練)
訓練実施施設
ソラスト群馬オフィス 高崎校
高崎市あら町167高崎第一生命ビル9階
ソラスト群馬オフィス 桐生校
桐生市相生町5丁目51-10桐生市職業訓練センター
訓練目標
医療機関や保険薬局での受付業務、診療報酬請求業務、調剤報酬請求業務、オペレーター業務、カルテ管理等についての事務手続きができる人材を育成する。
訓練内容
医療機関や調剤薬局における会計業務や保険請求等各種事務業務に必要な知識・技術について3か月の講座と1か月の職場実習を通して習得します。
(DSとは、デュアルシステムの略で座学(学科、実技を含む)3カ月と職場実習1カ月を組み合わせた訓練内容です。)
訓練修了後に習得できる資格
【目標資格】医療事務管理士、調剤事務管理士、ホスピタルコンシェルジュ3級、医療事務作業補助者(任意受験)
訓練内容(例:ニチイ学館前橋校)
医療保険制度
医療i饒社操、国葆、公度、後期高齢者医療制度、介護葆険帝生活保護法)
診療報酬点数算定
診療報酬点数算定の基礎知識(初診〜画像診断)
接遇マナー
医療機関における患者接遇の基礎知識
調剤報酬点数算定
調剤報酬点数算定の基礎知識、薬剤の基礎知識
個人情報保護法
医療機関での個人情報保護の必要性,個人情報事例検討、守秘義務
安全衛生
衛生管理,5S (整理、整頓、清掃)、VDT作業、労働災害の防止
実技 カルテの実務症例、レセプト記載、レセプト点検など
レセプト点検実習(医療事務)
カルテの実務症例、レセプト記載、レセプト点検、メディカルクラーク演習
医事コンピュータ操作実習
医事コンピュ 夕の入力操作,患者登録、病名入力、診療入力(外来•入院)、レセプト発行、メディカルオペレータ演習
接遇マナー実習
患者接遇の実践、窓口対応のロールプレイング
レセプト点検実習(調剤)
調剤録の記載、レセプト作成、レセプト点検
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
群馬県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
群馬県の職業訓練は、前橋市・高崎市を中心に、太田・館林・桐生などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
群馬県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから2週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(群馬労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
群馬県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
群馬県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士コース・保育士コース・栄養士コース・准看護師コース・デジタル人材育成コースの募集があります。
群馬県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】群馬県・前橋の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】群馬県立前橋産業技術専門校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士、保育士、栄養士、医療事務のコースを実施しています。
【求職者支援訓練】群馬労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。ネイリスト養成科も何回か実施しています。