福島県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ学館福島支店福島校福島教室(福島市栄町6-6福島セントランドビル3階)・ニチイ学館福島支店いわき校(いわき市平字田町120ラトブ8階)・エヌケー・テック(郡山市鶴見坦一丁目14番5号内藤ビル)・ニチイ学館福島校相馬教室(相馬市中村字田町2さくらビル1F)などが実施しています。
福島県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療事務科
訓練実施施設
ニチイ学館福島支店福島校福島教室
福島市栄町6-6福島セントランドビル3階
ニチイ学館福島支店いわき校
いわき市平字田町120ラトブ8階
ニチイ学館福島校相馬教室
相馬市中村字田町2さくらビル1F
訓練目標
医療事務の主業務であるレセプト作成、点検を習得させることで医療機関での雇用に対応できる人材。
訓練概要
医療機関、調剤薬局、福祉機関での医療事務等へ就職を目指す方々を対象に、専門的な知識・技能を習得する。
訓練修了後に習得できる資格
メディカルクラーク、メディカルオペレータ、調剤報酬請求事務技能認定
医療事務&PC科
訓練実施施設
エヌケー・テック
郡山市鶴見坦一丁目14番5号内藤ビル
訓練目標
医療関係の事務における技術や知識を習得し、カルテの読み方や診療報酬点数計算、医療請求事務、窓口業務ができる。
訓練内容
医療事務の仕事に関する窓口対応などの対人関係やカルテの読み方や診療報酬点数計算、医療請求事務の知識・技能を習得する。
訓練修了後に習得できる資格
医療事務技能認定試験 技能認定振興協会(任意)、医科医療事務管理士技能認定試験 技能認定振興協会(任意)、ホスピタルコンシェルジュ検定試験3級 技能認定振興協会(任意)
訓練内容(例:ニチイ学館福島支店福島校福島教室)
医療事務の概要
病院の仕事、医事業務の一連の流れ、医療保険制度の概略、点数表の概略、薬剤料計算
医療保険制度
医療保険制度、後期高齢者医療保険制度、公費負担(労災.自賠)、介護保険制度
窓口業務
保険証の見方、カルテ上書き、窓口徴収、各種書類取扱、受付対応実技、初診料、再診料、患者接遇
点数表の解釈
指導管理、在宅医療、投薬、注射、処置、リハビリ、手術、輸血、麻酔、検査、画像診断、入院
レセプト点検
レセプト点検(算定方法、算定請求、レセプト記載、点検)
接遇マナー
医療現場で必要とされる接遇マナー
医師事務作業補助
ドクターズクラークとしての仕事、医学・薬学一般、医療関連の書類作成
実技 医事システム、コンピュータの基本機能と操作など
医療事務コンピュータ操作
医療機関におけるコンピュータ利用、医事システム、コンピュータの基本機能と操作、医事オペレータ基礎知識等
受験対策
医療事務技能審査試験受験対策
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
福島県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
福島県の職業訓練は、中通りエリア(福島市)・浜通りエリア(いわき市)・会津地方エリア(会津若松市)と3エリアを中心に開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
福島県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間後ぐらいに、各校で選考が実施されます。訓練校により訓練開始日がさまざまなため、募集日程もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(福島労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
福島県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間後ぐらいに、各校で選考が実施されます。訓練校により訓練開始日がさまざまなため、募集日程もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
福島県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・准看護師養成科・情報システム科の募集があります。
福島県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】福島県の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが3施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】福島県立の職業訓練校であるテクノアカデミーの各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科を郡山で、准看護師養成科を郡山と会津で実施しています。
【求職者支援訓練】福島労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。農業技術習得科や建設機械運転科など地域の求人需要に適した訓練も実施しています。