青森県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、青森ビジネス専門学校(青森市篠田3-1ー14)・キャリアスクールI・M・S弘前教室(弘前市大字土手町134番地8)・五和グループ ラソ・パソコン教室(五所川原市姥萢字船橋238番地3)などが実施しています。
青森県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療・調剤事務科
訓練実施施設
青森ビジネス専門学校
青森市篠田3-1ー14
訓練目標
医療機関、調剤薬局等における受付、診療報酬や調剤報酬請求事務、会計事務などに関する知識・技能を習得し、併せて医療関係機関のIT化に適用できるスキルを習得する。
訓練概要
(学科)就職支援、医療保険制度概要、基本診療、高齢者医療・公費負担医療、特掲診療、患者接遇・窓口業務、調剤報酬算定、医科会計欄作成、医事システム等(実技)医科診療報酬明細書、医療事務受験対策、医事コンピュータ訓練、医事コンピュータ受験対策、調剤報酬明細書、調剤受験対策、パソコン基本操作、ワープロソフト実習、表計算ソフト実習、パソコン受験対策
訓練修了後に習得できる資格
医療事務検定/調剤薬局事務検定試験/医事コンピュータ能力技能検定試験(日本医療事務協会)、Word、Excel3級(サーティファイ)【いずれも任意受験】
医療・調剤事務科
訓練実施施設
キャリアスクールI・M・S弘前教室
弘前市大字土手町134番地8
訓練目標
医療機関、調剤薬局等における受付、診療報酬や調剤報酬請求事務、会計事務などに関する知識・技能を習得し、併せて医療関係機関のIT化への適応を目指す。また、事務員には高いヒューマンスキルが求められるため、人にしかできない質の高いコミュニケーション能力を習得する
訓練内容
(学科)社会人基礎能力向上演習、ハラスメント対策、パソコン概論、インターネット概論、医療保険の概要、調剤報酬算定、医科診療報酬算定、患者接遇・受付窓口(実技)社会人基礎応用実習、パソコン基本操作、オンライン会議システム操作実習、 生産性向上パソコンテクニック、インターネット活用、ワープロソフト基礎、ワープロソフト実践、ワープロソフト試験対策、表計算ソフト基礎、表計算ソフト実践、表計算ソフト試験対策、調剤報酬請求事務、医科診療報酬請求事務、医事コンピュータ演習、窓口対応演習、総合演習、企業説明会
訓練修了後に習得できる資格
医科医療事務管理士・調剤事務管理士(主催:技能認定振興協会) WORD文書処理技能認定試験3級、EXCEL表計算処理技能認定試験3級(主催:サーティファイ)
医療・調剤事務科
訓練実施施設
五和グループ ラソ・パソコン教室
五所川原市姥萢字船橋238番地3
訓練目標
医療機関、調剤薬局等における受付、診療報酬や調剤報酬請求事務、会計事務などに関する知識・技能を習得し、併せて医療機関のIT化への適応を目指す。
訓練内容
(学科)コンピュータ概論、医療保険の概要、介護保険の概要、医科診療報酬算定、調剤報酬算定、介護報酬算定、患者接遇・受付窓口、社会人基礎能力向上演習、(実技)パソコン基本操作、ワープロソフト演習、表計算ソフト演習、医科診療報酬請求事務、調剤報酬請求事務、介護報酬請求事務、窓口対応演習、医事コンピュータ演習、応用演習
訓練修了後に習得できる資格
医科医療事務管理士、調剤事務管理士、介護事務管理士、情報処理技能検定試験表計算3級、日本語ワープロ検定試験3級
訓練内容(例:青森ビジネス専門学校)
医療保険制度概要
医療保険の概要、保険者と被保険者等
基本診療
初診料・再診料・入院料等
高齢者医療・公費負担医療
後期高齢者医療、公費負担等
特掲診療
医学管理等、在宅医療、検査、画像診断、投薬、注射、リハビリテーション、処置、手術、麻酔、病理診断
患者接遇・窓口業務
医療保険の内容、受付業務等、受付窓口演習(ロールプレイング)
調剤報酬算定
薬の基礎知識、明細書作成
医科会計欄作成
カルテ症例会計欄作成
医事システム
入力と診療受付
医科診療報酬明細書
カルテ症例診療明細書作成・点検
医療事務受験対策
受験対策セミナー
医事コンピュータ訓練
医事コンピュータ基本操作、電子カルテ基本操作
医事コンピュータ受験対策
受験対策セミナー
調剤報酬明細書
調剤報酬明細書作成・点検
調剤受験対策
受験対策セミナー
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
青森県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
青森県の職業訓練は、青森市・八戸市を中心に、弘前・五所川原・十和田などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
青森県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間後ぐらいに、各校で書類選考が実施されます。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(青森労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
青森県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから数日後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
青森県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年12月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科・美容師養成科・理容師養成科・トータルビューティシャン養成科・情報処理技能者養成科・調理師養成科(1年)の募集があります。
青森県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】青森県の職業訓練では、県立の職業訓練校が4施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】青森県立の職業訓練校である産業技術専門学院の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科の他にも、栄養士養成科・美容師養成科・トータルビューティシャン養成科なども実施しています。
【求職者支援訓練】青森労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。地域資源マーケティング科も実施されています。