秋田県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、ニチイ学館秋田支店秋田教室(秋田市中通2-4-19商工中金第一生命秋田ビル5F)・ニチイ学館秋田支店能代教室(能代市落合字下前田198-2ニチイケアセンター能代)などが実施しています。
秋田県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
医療事務科
訓練実施施設
ニチイ学館秋田支店秋田教室
秋田市中通2-4-19商工中金第一生命秋田ビル5F
ニチイ学館秋田支店能代教室
能代市落合字下前田198-2ニチイケアセンター能代
訓練目標
医療事務に関する基礎知識を身に付け、カルテ症例に基づく診療報酬の算定及びパソコンへのデータ入力・レセプトの発行・点検に関する技能を習得し、メディカルクラーク等の資格を取得する。
訓練概要
医科、調剤のレセプト作成、検定試験対策、会計業務、診療報酬請求事務、レセプト点検、医事コンピューターの操作、電子カルテの仕組みと回線トラブル対処、医療機関内でのトラブル処理を学習します。また、医師事務作業補助者に必要な知識、及び一般的なものから医療に特化した接遇、院内文書の作成技能を習得します。
訓練内容(例:ニチイ学館秋田支店秋田教室)
医療事務の概要
病院の仕事、医事業務の一連の流れ、医療保険制度の概略、点数表の概略、薬剤料計算
医療保険制度
医療保険制度、後期高齢者医療保険制度、公費負担(労災.自賠)、介護保険制度
窓口業務
保険証の見方、カルテ上書き、窓口徴収、各種書類取扱、受付対応実技、初診料、再診料、患者接遇
点数表の解釈
指導管理、在宅医療、投薬、注射、処置、リハビリ、手術、輸血、麻酔、検査、画像診断、入院
レセプト点検
レセプト点検(算定方法、算定請求、レセプト記載、点検)
接遇マナー
医療現場で必要とされる接遇マナー
医師事務作業補助
ドクターズクラークとしての仕事、医学・薬学一般、医療関連の書類作成
実技 医事システム、コンピュータの基本機能と操作など
医療事務コンピュータ操作
医療機関におけるコンピュータ利用、医事システム、コンピュータの基本機能と操作、医事オペレータ基礎知識等
受験対策
医療事務技能審査試験受験対策
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
秋田県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
秋田県の職業訓練は、中央地区(秋田市・潟上市)を中心に、県南地区(大仙市・横手市)・県北地区(能代市)などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
秋田県の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから2週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
求職者支援訓練(秋田労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
秋田県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、募集締め切りから1週間ほど後に、各校で選考があります。各校で開講日がさまざまなため、募集期間もそれぞれ違います。
秋田県では、公共職業訓練が充実しているので、求職者支援訓練の開講数は少ないです。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
秋田県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年1月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・栄養士養成科・美容師養成科・ITエンジニア養成科・経理スペシャリスト養成科の募集があります。
秋田県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】秋田県の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。
【委託職業訓練】秋田県立の職業訓練校である技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科とITエンジニア養成科や経理スペシャリスト養成科も実施しています。
【求職者支援訓練】秋田労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。