京都府では、2年間の保育士養成科の職業訓練は、華頂短期大学(京都市東山区林下町3-456)、池坊短期大学(京都市下京区四条室町鶏鉾町)、京都保育福祉専門学院(京都市西京区樫原百々ケ池3)で実施しています。
京都府の保育士養成科・長期高度人材育成コースの職業訓練
保育士養成科【京都保育福祉専門学院コース】
訓練実施施設
京都保育福祉専門学院
京都市西京区樫原百々ケ池3
訓練目標
保育士として必要な知識及び技能を習得し、保育士の資格を有する専門的な人材として正社員就職を目指す
訓練内容
2年間で、保育士資格を取得するためのカリキュラム
訓練修了後に習得できる資格
保育士
保育士養成科【池坊短期大学コース】
訓練実施施設
池坊短期大学
京都市下京区四条室町鶏鉾町
保育士養成科【華頂短期大学コース】
訓練実施施設
華頂短期大学
京都市東山区林下町3-456
京都府の長期高度人材育成コース(1年又は2年間の職業訓練)
京都府の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成科・保育士養成科・調理師養成科の募集があります。
講義科目(京都保育福祉専門学院コース)
保育原理Ⅰ、保育原理Ⅱ、社会的養護Ⅰ、保育の心理学、社会福祉、教育原理
在宅保育、法律学、子ども家庭福祉、乳児保育、子どもの保健、体育講義
通所施設実習、体育実技
国語Ⅰ・Ⅱ、子どもの理解と援助、健康・人間関係・環境、学齢児保育、言葉・人間関係・環境、障がい児保育、社会的養護Ⅱ、子育て支援
美術・工芸、表現・人間関係・環境、器楽Ⅰ、音楽理論・声楽、英語、実習指導Ⅰ、宗教(チャペルアワー)、リトミック(ベーシック)
専門学校・短期大学に入校する「保育士養成科」などの長期高度人材育成コースとは
長期高度人材育成コースとは、保育士などの国家資格を取得するために専門学校・短期大学に入校し、大半のコースでは一般学生とともに、学科と実技を2年間(1年間コースもあり)かけて受講することで、国家資格取得や高い職業能力を習得し正社員就職を目指す職業訓練(ハロートレーニング)です。
対象となる方は、概ね55歳未満の方で、非正規雇用でお仕事をされていた方や、出産・育児等でお仕事にブランクがある方等です。
受講料無料ですが、テキスト代・実習演習材料費等(コースにより数万円から十数万円など)は自己負担となります。
また、訓練受講開始日において、雇用保険の受給資格のある方又は受給中の方で、条件を満たす方は「失業保険の受給期間の延長」の対象になります。
4月入校の職業訓練ですが、都道府県によっては数ヶ月前(12月ごろ)からの募集・選考もあるため、在職中の方も応募可能ですが、入校日前に離職していることが必要です。
失業保険の受給期間の延長
失業保険をもらっている期間中にハローワークから紹介され公共職業訓練を受講すると失業保険(雇用保険)の受給期間は延長されます。原則として所定給付期間日数の2/3の受給日数を受け終わるまでに訓練を開始しないと訓練給付延長は受けられません
この訓練延長給付は、以下の3つの期間に適用されます。
- 公共職業訓練などを受けるために待機している期間
- 公共職業訓練などを受講している期間(最長で2年)
- 公共職業訓練などの終了後に再就職が困難な期間(最長30日)
公共職業訓練は3カ月、6カ月のコースが多く設定されていますが、国家資格等を取得するために1年または2年間受講するコースも開設されています。この制度を上手に利用すると、本来の所定給付日数が90日しかない人も元の日数に加えて公共職業訓練を受給する期間分だけ支給日数が延長されることになります。
京都府の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
京都府の職業訓練は、京都市・福知山市を中心に、宇治・京丹後・舞鶴などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
京都府の公共職業訓練である民間委託訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、選考日は開講月の前月下旬にあります。申込み期間中に、合同説明会や各校の個別説明会もありますので、参加しましょう。
求職者支援訓練(京都労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
京都府の求職者支援訓練では、毎月15日前後に開講しています。募集は、前々月の下旬から前月下旬で、選考日は前月末前後、選考結果通知が当月初めです。
京都府の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】京都府の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。(京都府立陶工高等技術専門校は、京都の伝統産業、京焼・清水焼の伝統的作陶技術を習得するために昭和21年(1946年)に創設された職業能力開発促進法に基づく、能力開発施設です。)
【委託職業訓練】京都府商工労働観光部京都高等技術専門校と福知山高等技術専門校(京都府北部)では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護士・保育士養成科を中心に言語聴覚士養成科や、調理師養成科があります。
【求職者支援訓練】京都労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、ネイリスト育成科やフラワーデザインビジネス科など、サービス業分野での幅広い訓練も定期的に開講されています。