宮崎県でCADコース・CADオペレーター養成科の職業訓練をさがす

宮崎県では、CAD製図コース・CADオペレーター養成科の職業訓練は、ポリテクセンター宮崎(宮崎県宮崎市大字恒久4241番地)で、「CAD・NC加工科」・「住宅リフォーム技術科」の実施があります。

宮崎県のCAD製図コース・CADオペレーター養成科の職業訓練

CAD・NC加工科

製造業における図面作成から、モノを作り出す技能及び関連知識を学びます。

製図の知識と規格、図形の表現方法、CADの操作方法等を学び、CADによる工業製品の図面作成ができる。金属を加工するための専門的な知識、技能を学び、加工用機械による部品の作成ができる。

住宅リフォーム技術科

建築設計業務に必要な建築図面の読み方、福祉住環境を含めた知識、CADによる図面作成と建築現場の業務に必要な木造住宅の施工、住宅リフォームにかかる技術を学びます。

ポリテクセンター宮崎(宮崎市恒久)

ポリテクセンター宮崎では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に 関する専門的技能・知識を習得するための6か月又は7か月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。

住所:〒880-0916 宮崎県宮崎市大字恒久4241番地
TEL:0985-51-1511
URL: https://www3.jeed.go.jp/miyazaki/poly/

CAD設計・CADオペレーターの仕事と資格

CADとは、Computer Aided Design(コンピュータ支援設計)の略語です。広い意味としては、今まで人の手で行われていた設計作業をコンピュータの利用で効率的に行うこと、あるいはそのための支援ツールということになります。
実際の現場では、「紙に鉛筆で描いていた2次元の図面をコンピュータ内で作図する2次元CAD」、「木を削ったり粘土で造型していた3次元の立体をコンピュータ内でモデリングする3次元CAD」のように、作図やモデリングに使用するツール自体を指していることがほとんどです。

2次元CAD・3次元CAD

企業の現場では業務に合わせて様々なCADが利用されています。大きく分類すれば「2次元CAD」と「3次元CAD」になりますが、複数のCADを混在させている企業も多くあります。どのようなCADであっても、基本的な考え方や操作方法は似ていますので、どれかひとつのCADに精通すれば、他のCADの習得はそれほど難しくないでしょう。

2次元CAD
設計・製図ツールとしては「手描き図面」→「2次元CAD」→「3次元CAD」と移行して来ましたが、図面だけで十分に用が足りる業界では、まだまだ2次元CADが製図ツールとして使われています。手描きの製図作業をコンピュータに置き換えただけなので、習得はそれほど難しくありません。ただし、需要があるとはいえ、今では特別な技能ではありませんので、オペレータとしての付加価値は低くなりがちです。

主な2次元CADとしては、Auto CAD、Micro CADAM、Jw_cad、Vectorworksなど、その他有償から無償まで多数あります。

3次元CAD
自動車・家電・機械業界などの大手企業では、多くが3次元CADに移行しています。ただ、その利用実態には差があるようです。導入はしたものの、うまく使えていないという話を聞くこともあります。2次元CADに比べると、立体データを作成する操作コマンドが増えるので、習得しにくいというのも理由のひとつになっているようです。そのため、3次元CADで立体モデルを作成する作業(モデリング)を専任者に任せている企業も少なくありません。オペレータの需要は2次元CADよりも多く、技能も要求されるため、付加価値も少し高めになるようです。

主な3次元CADとしては、CATIA、Creo Parametric、NX、Solid Edge、SOLIDWORKSなど、その他有償から無償まで多数あります。

CADオペレーターの資格

CAD利用技術者試験
広く知られるCADの試験。2級と1級があります。トレース、建築、機会とそれぞれ試験が分かれていて試験を選ぶことができます。

建築CAD検定試験
1993年に誕生した日本初の建築CADの資格試験。建築用図面をCADを使って描く技量を測る試験であり、実践型の実技試験です。級は準1級・2級・3級・4級の4つです。

オートデスク認定資格プログラム
オートデスク社のAutoCAD/AutoCAD LTを利用し、主に製図業務に従事しているCADオペレーター(実務経験1年未満)を対象とした試験。基本的な知識と作図業務の能力が必要とされます。

Vectorworks操作技能ベーシック認定試験
Vectorworks販売元のエーアンドエー株式会社が主催し実施する操作技能認定試験。Vectorworksは建築設計、住宅、インテリア関連を強みとするCADソフトとして知られています。

CADトレース技能審査
平成29年度後期の試験をもって終了。

宮崎県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)

宮崎県の職業訓練は、県央(宮崎市)・県北(延岡市)・県西(都城市)・県南(日南市)のそれぞれ開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)

ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(宮崎県立産業技術専門校)では、2年コースで4月入校(10月からの募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター宮崎)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。

公共職業訓練(宮崎県立産業技術専門校など)の募集

宮崎県立産業技術専門校では、2年コースで4月入校(10月からの募集)なります。

一般入試は、一次募集(10月)と二次募集(11月)がありますが、定員に満たした場合は二次募集はありません。また、8月から9月に募集がある推薦入試(高校推薦と既卒者自己推薦)で定員の7割ほどが決まります。

また、宮崎県建設技術センターでは、建設技術者の養成訓練(全寮制1年間)が平成22年度より指定管理者(学校法人宮崎総合学院)により「宮崎県産業開発青年隊」として実施されています。数学などの一般科目や測量学などの専門科目、測量や土木施工を想定した実習、実際に工事をしている現場の見学などを通じて、土木建設分野で働くために必要な資格(最大15種類)を取得することができます。一般選考試験は11月から募集があります。

公共職業訓練(ポリテクセンター宮崎)の募集

ポリテクセンター宮崎では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。

宮崎県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)

【施設内職業訓練】宮崎県の職業訓練では、県立の職業訓練校が2施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが2施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。

【委託職業訓練】宮崎県立の職業訓練校である産業技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉養成科を実施し、社会福祉士・精神保健福祉士、また調理師の養成科は1年間で実施しています。

【求職者支援訓練】宮崎労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。コールセンター科やフードビジネス科やアグリビジネス科など地域の求人需要にマッチした訓練コースもあります。