秋田県でCADコース・CADオペレーター養成科の職業訓練をさがす

秋田県では、CAD製図コース・CADオペレーター養成科の職業訓練は、ポリテクセンター秋田(秋田県潟上市天王字上北野4-143)で、「CAD・NC技術科」・「建築CAD施工科」の実施があります。

秋田県のCAD製図コース・CADオペレーター養成科の職業訓練

CAD・NC技術科

ものづくりの基礎となる図面を「正しく読み」「正しく描く」ための規格(JIS)を学び、CADによる機械図面を作成します。
測定技術から切削加工の基本である機械加工の知識を学び、プログラムによるNCエ作機械(コンピュータ制御による工作機械)の加工技術を身に付けます。

建築CAD施工科

鉄筋コンクリート造(RC造)の図面作成から材料の積算、施工方法までの一連の流れを学びます。
建築関係の図面作成に必要なルールを学び、CADを用いて建築図面や施工図面の描き方を学びます。
2種類の2次元CADを学べるコースです。

ポリテクセンター秋田(潟上市天王)

ポリテクセンター秋田では、求職者の方(主に雇用保険を受給されている方)を対象に、地域企業の人材ニーズに即した訓練カリキュラムによるものづくり分野に 関する専門的技能・知識を習得するための6か月又は7か月の職業訓練を行っています。
求職者の方は、就職に必要な実践的技能・知識について、基礎から応用まで学ぶことができます。

住所:〒010-0101 秋田県潟上市天王字上北野4-143
TEL:018-873-3177
URL: https://www3.jeed.go.jp/akita/poly/

CAD設計・CADオペレーターの仕事と資格

CADとは、Computer Aided Design(コンピュータ支援設計)の略語です。広い意味としては、今まで人の手で行われていた設計作業をコンピュータの利用で効率的に行うこと、あるいはそのための支援ツールということになります。
実際の現場では、「紙に鉛筆で描いていた2次元の図面をコンピュータ内で作図する2次元CAD」、「木を削ったり粘土で造型していた3次元の立体をコンピュータ内でモデリングする3次元CAD」のように、作図やモデリングに使用するツール自体を指していることがほとんどです。

2次元CAD・3次元CAD

企業の現場では業務に合わせて様々なCADが利用されています。大きく分類すれば「2次元CAD」と「3次元CAD」になりますが、複数のCADを混在させている企業も多くあります。どのようなCADであっても、基本的な考え方や操作方法は似ていますので、どれかひとつのCADに精通すれば、他のCADの習得はそれほど難しくないでしょう。

2次元CAD
設計・製図ツールとしては「手描き図面」→「2次元CAD」→「3次元CAD」と移行して来ましたが、図面だけで十分に用が足りる業界では、まだまだ2次元CADが製図ツールとして使われています。手描きの製図作業をコンピュータに置き換えただけなので、習得はそれほど難しくありません。ただし、需要があるとはいえ、今では特別な技能ではありませんので、オペレータとしての付加価値は低くなりがちです。

主な2次元CADとしては、Auto CAD、Micro CADAM、Jw_cad、Vectorworksなど、その他有償から無償まで多数あります。

3次元CAD
自動車・家電・機械業界などの大手企業では、多くが3次元CADに移行しています。ただ、その利用実態には差があるようです。導入はしたものの、うまく使えていないという話を聞くこともあります。2次元CADに比べると、立体データを作成する操作コマンドが増えるので、習得しにくいというのも理由のひとつになっているようです。そのため、3次元CADで立体モデルを作成する作業(モデリング)を専任者に任せている企業も少なくありません。オペレータの需要は2次元CADよりも多く、技能も要求されるため、付加価値も少し高めになるようです。

主な3次元CADとしては、CATIA、Creo Parametric、NX、Solid Edge、SOLIDWORKSなど、その他有償から無償まで多数あります。

CADオペレーターの資格

CAD利用技術者試験
広く知られるCADの試験。2級と1級があります。トレース、建築、機会とそれぞれ試験が分かれていて試験を選ぶことができます。

建築CAD検定試験
1993年に誕生した日本初の建築CADの資格試験。建築用図面をCADを使って描く技量を測る試験であり、実践型の実技試験です。級は準1級・2級・3級・4級の4つです。

オートデスク認定資格プログラム
オートデスク社のAutoCAD/AutoCAD LTを利用し、主に製図業務に従事しているCADオペレーター(実務経験1年未満)を対象とした試験。基本的な知識と作図業務の能力が必要とされます。

Vectorworks操作技能ベーシック認定試験
Vectorworks販売元のエーアンドエー株式会社が主催し実施する操作技能認定試験。Vectorworksは建築設計、住宅、インテリア関連を強みとするCADソフトとして知られています。

CADトレース技能審査
平成29年度後期の試験をもって終了。

秋田県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)

秋田県の職業訓練は、中央地区(秋田市・潟上市)を中心に、県南地区(大仙市・横手市)・県北地区(能代市)などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)

ものづくり系のコースは、県立の職業訓練校(秋田技術専門校)では、2年コースで4月入校(10月・11月・1月の募集)となり、独立行政法人の職業訓練校(ポリテクセンター秋田)が、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。

公共職業訓練(秋田県立技術専門校)の募集

秋田県立技術専門校では、2年コースで4月入校(10月・11月・1月の募集)となります。

募集科名および定員
鷹巣技術専門校:自動車整備科:定員15名、住宅建築科:定員10名
秋田技術専門校:自動車整備科、ICTビジネス科、メカトロニクス科、情報システム科:定員各20名
大曲技術専門校:機械システム科、電気システム科:定員各10名、建築施工科、色彩デザイン科:定員各15名   

高等学校卒業見込者推薦募集(9月)で定員の70%を募集しています。推薦募集には、求職者も自己推薦可能です。

一般入校選考は、第一次(10月)、第二次(11月)、第三次(1月)となります。

公共職業訓練(ポリテクセンター秋田)の募集

ポリテクセンター秋田では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、1ヶ月前ぐらいに選考があります。申込み期間中に、説明会もありますので、説明会にも参加しましょう。

秋田県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)

【施設内職業訓練】秋田県の職業訓練では、県立の職業訓練校が3施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが1施設あり、電気設備・金属加工など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。

【委託職業訓練】秋田県立の職業訓練校である技術専門校の各校が、それぞれの地域で介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】2年間の長期高度人材育成訓練では、介護福祉士養成科・保育士養成科とITエンジニア養成科や経理スペシャリスト養成科も実施しています。

【求職者支援訓練】秋田労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)を介護、医療事務、WEBデザインなどの分野を中心に実施しています。