千葉県では、医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練は、資格の学校TAC 津田沼校(習志野市津田沼1-23-1 イオンモール津田沼3F)、ニチイ学館柏校(柏市柏1-2-38 さくら柏ビル5F)、ニチイ学館千葉校(千葉市中央区新町1-17 JPR千葉ビル7階)で実施しています。
千葉県の医療事務・調剤事務など、診療報酬請求事務の職業訓練
訓練実施機関
資格の学校TAC
訓練実施施設
資格の学校TAC 津田沼校
習志野市津田沼1-23-1 イオンモール津田沼3F
訓練目標
医療保険制度を理解し、病院や診療所における受付や会計、診療費計算、診療報酬明細書作成、保険
請求までの処理ができ、医療機関における受付・接客スキルを兼ね備えた人材を目指します。
訓練終了後に取得できる資格
医科医療事務検定試験(3級・2級)・調剤事務検定試験、診療報酬請求事務能力認定試験
訓練実施機関
株式会社ニチイ学館
訓練実施施設
ニチイ学館柏校
柏市柏1-2-38 さくら柏ビル5F
訓練目標
医療機関で幅広く活躍できる資格取得を目指し、医療保険のしくみ・診療費計算及び医療コンピュータの入力・調剤事務・医師の事務作業を補助する為の基本等、専門知識や診療報酬業務を学び知識とスキ
ルを総合的に身につける。職場実習を体験し即戦力として活躍できる人材を目指す。
訓練終了後に取得できる資格
メディカルクラーク、メディカルドクターズクラーク(訓練時間外に在宅にて任意受験)、
メディカルオペレータ(訓練時間外に訓練場所にて任意受験)
訓練実施機関
株式会社ニチイ学館
訓練実施施設
ニチイ学館千葉校
千葉市中央区新町1-17 JPR千葉ビル7階
訓練目標
医療事務、調剤事務の現場で必要とされる専門知識や医事コンピュータスキル、医師の事務作業を補助
する為に必要な知識とスキルを身につける。更に、接遇力も身につけることで、即戦力として医療機関から求められる人材の育成を目指す。
訓練終了後に取得できる資格
メディカルクラーク・メディカルドクターズクラークはインターネット試験(在宅)、メディカルオペレータは訓練場所にて受験。調剤報酬請求事務技能認定は任意申請にて取得
訓練内容(例:資格の学校TAC 津田沼校)
学科
オリエンテーション・安全衛生 医療事務の点数算定(外来・入院) レセプト作成手書き実習
問題演習 調剤事務の知識 個人情報保護の基礎 レセプト点検 患者接遇マナー
実技
レセプト作成PC操作実習 電子カルテ実習
診療報酬請求事務(医療事務・調剤事務)の仕事と資格
医療機関において、診療報酬を請求するための書類の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、医療費の請求、入退院の手続などを行う。医療機関での具体的な業務は、診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保険診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成し、その後、そのチェックを行う。
ほとんどの医療機関で、レセプトを用いた保険請求事務はコンピュータで処理される。入力に見落としや誤りがないかどうかなど、レセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに、被保険者が国民健康保険に加入していれば国民健康保険団体連合会に、被用者保険の被保険者については社会保険診療報酬支払基金に提出する。また、窓口での具体的業務は、外来患者を受け付け、初診の患者は、健康保険証を預かり、診察券やカルテを作成する。診察が終った患者等の診察料の計算と会計、カルテの整理・保管を行う。入退院の手続を行うこともある。薬剤、備品及び資材の購入に関する事務手続きをする場合もある。
特に学歴や資格は必要とされないが、薬価点数や診療報酬点数の知識が必要
特に学歴や資格は必要とされないが、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強する場合が多い。診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、次第にレントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。経験を積み重ね、多くのケースをこなして仕事に習熟してゆく。
関連資格として民間の「診療報酬請求事務能力認定試験」、「医療事務技能審査試験」がある。書類に転記し点数を計算する反復作業のため、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さが求められる。また、見落としや間違いに気付く注意力が求められる。
千葉県の職業訓練コース(募集時期と入校時期)
千葉県の職業訓練は、千葉市・船橋市・松戸市を中心に、市原・柏・銚子・木更津などでも一部開講しています。申し込みは住所地を管轄するハローワーク職業相談窓口ですが、通学ができるのであればどのエリアの訓練コースにも応募可能です。(県外のコースに応募することもできます。)
パソコン事務系(簿記・パソコン・WEBデザイン・プログラミング)・医療事務系・介護事務系・ネイル美容系など民間委託しているコースは、2ヶ月前から募集が始まり、1ヶ月前に選考があります。
公共職業訓練(民間委託訓練)の募集
千葉県の公共職業訓練である民間委託訓練では、3〜4ヶ月分の開講コースの募集を一斉に募集開始します。選考日・合格発表は各開講月の前月のため、合否が早く分かるわけではないのですが、申込み期間が長いので、ハローワークでの訓練相談や受講申込みを落ち着いてできます。
求職者支援訓練(千葉労働局委託の民間教育機関訓練)の募集
千葉県の求職者支援訓練では、2ヶ月ほど前から募集を開始し、申込み期間終了後1週間程度で各校にて選考があります。申込み期間中に、各校の見学会もありますので、見学会にも参加しましょう。
長期高度人材育成コース(2年間訓練) 保育士養成科などの募集
千葉県の長期高度人材育成コース(2年間訓練)は、4月から2年間のコースのため、毎年2月から3月にかけて募集・選考があります。
介護福祉士養成(総定員35名)・保育士養成(総定員85名)・美容師養成(総定員5名)の募集があります。
千葉県の職業訓練校(民間委託校と公立職業訓練校)
【施設内職業訓練】千葉県の職業訓練では、県立の職業訓練校が6施設、独立行政法人運営のポリテクセンターが3施設あり、電気設備・金属加工・自動車整備など、ものづくり関係の職業訓練はそれらの施設内訓練で実施されています。(ものづくり分野で高度なエンジニア育成を行う公的教育訓練施設として、幕張新都心の文教地区に高度ポリテクセンターが平成2年に設置されています。)
【委託職業訓練】千葉県商工労働部産業人材課技能振興班では、介護、経理事務、IT、WEBデザインなどの訓練を民間教育機関に委託して実施しています。【長期人材育成訓練】介護士・保育士養成が多い2年間の長期高度人材育成訓練では、美容師養成コースも充実しており数校に委託されています。
【求職者支援訓練】参考までに、千葉労働局(厚生労働省)では、雇用保険を受給できない方を主な対象とした「求職者支援訓練」(民間教育機関)も充実させており、フローリスト養成科や農業技術者養成科など、園芸・農業分野での販売から生産まで幅広い訓練が定期的に開講されています。